2005年03月12日

はじめに

 1996年4月に不燃ごみ杉並中継所が操業を始めてから9年にもなる。状況は現在も9年前とまったく変わっていない。変わったとすれば、下水設備を改善したこと換気塔にフィルターを付けたことぐらいだろうか。そして、地域の人の杉並病は終わったという安心感と、杉並病問題に対して無関心になったことである。その一方で、重症化していく被害者と転入者の中に新しく発症する人が出ていることを忘れてはならない。

 2000年10月、杉並区が事実上の安全宣言をし、2002年6月には公害等調整委員会において「中継所周辺の健康被害は中継所から排出の化学物質による」と因果関係を認められたものの、「現在は鎮静化している」という内容の裁定が下っている。このため、天気の良い日や休日には、隣接する井草森公園は多勢の人で賑わっている。私は心配で仕方がない。
 9年間、私の見てきたこと、聞いたこと、考えたこと、また被害者として体感したことを追ってみたいと思う。

杉並病 被害者