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地方議会の現状と制度の運用について- 制度の有効活用による会議改革の可能性 -野崎 孝男はじめに 2000年4月に地方分権一括法が施行されてから6年が経過した。しかし、現実の地方公共団体(以下、「自治体」)の運営をみてみると地方分権一括法による改革の成果が十二分に発揮され、地方分権への流れが加速しているかといえば、国と地方六団体の主張が対立するなど
、残念ながらそうとはいいがたい。だが、個別の施策でみると「自治基本条例」や「まちづくり条例」など地域の特性に合わせた個性的な条例が誕生し始めるなど、自治体は着実に「自治」の模索を開始している。
の3項目であるが、地方議会の直面している課題を解決するには程遠い内容である。 分権が進み行政機関が担う役割が大きくなるにつれ、地方議会の役割の一つである行政機関のチェック機能も大きくなるはずなのだが、2003年に行われた第15回統一地方選挙では過去最低の投票率を記録し
、その後も政務調査費の不明朗な支出などによる市民の政治不信の高まりから、「地方議会不要論」もささやかれるなど、地方議会に対する市民の目は依然として厳しさを増すばかりである。いうなれば、地方分権の進展は同時に地方議会の存在意義を問い直すこととなった。
が規定されている。 しかし、こうした国の法改正による制度的な改革により地方議会が活性化しているかは、2000年の分権改革により拡充された議会の権限が有効に生かされているかをみることで判断することができる。全国の地方議会の現状をみると、三重県議会や四日市市議会などで積極的な議員提出議案の活用を見ることもできるが全体としては一部の議会で有効な制度利用をみることができる程度であり、公聴会や参考人の利用状況をみると多くの地方議会では現在の制度すら有効に活用できていない
。 本編目次
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