トップページ >> 練馬のプロジェクト >> (仮称)ふるさと文化館の建設

 (仮称)ふるさと文化館は、練馬区が建設を進めている生涯学習施設+観光交流センターの機能を備える施設です。17年度中に基本構想を策定し、18年度中には基本設計、19年度実施設計、20年度から建設工事をすすめ、平成21年度に開館する予定で、総工費は約12億円、年間の運営費は8千万円ほどと予想されます。

 箱物は建てるときの費用負担も大きいですが、完成後の毎年の維持管理やその後年月がたったときの改修費など将来にわたり多くの経費がかかります。そしてその負担は必ず他の政策にも回り、相対的に行政サービスの水準が低下することにも繋がってくる可能性もあります。

 今、区民に望まれている税金の使い道は、このような箱物の整備ではなく、未来への投資である子育て・教育環境の充実やお年寄りが安心して暮らせるための対策など、普段の生活を安心して過ごせるための施策の充実ではないでしょうか。
 学校の施設改修や耐震工事、警備体制の充実など子どもたちの命に関わる施策で早期に行わなければならないことが多くあり優先順位はそれらのほうが先ではないかという議会での質問に対する区の答弁は、「文化振興も子どもの命と同じくらい大事」と考えているという理解できないものでした。

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建築の概要

  • 住所     練馬区石神井町5-12-16 (区立石神井プール敷地内)
  • 敷地面積  6,927u
  • 本体建物  2,200〜2,500 u
  • 建設費    約12億円(新長期計画では建設コストに15億円以上を計上)

運営コスト

2006年3月の予算特別委員会での区側の答弁では、ふるさと文化館の建設コストおよびランニングコスト、施設改修コストの概算は以下のようになります。

  ランニングコスト
48億円
(施設の耐用年数60年分)
  施設改修コスト
7.6億円
 
  金利
1.4億円
 
  合計
57億円
(建設費除く)

「(仮称)ふるさと文化館建設基本構想」

練馬区ホームページ(生涯学習課)に掲載されています


なぜ今、作らなければならないのか?

平成17年3月3日の予算特別委員会で、練馬区は以下のように答弁しています。
練馬区議会議事録より抜粋)

野崎孝男
 これまで子どもの安全・安心、そして体育館などの耐震施設、学校の建築、老築化、改築需要によるコスト、そのようなものが今後多大に発生することが予想される中で、今13億5,000万のお金を使って、この施設をつくらなければならないと判断したところの理由はどのようなところにあるのでしょうか。

生涯学習課長
 ただいま野崎委員が列挙されました施策、当然重要だと思っております。また私どももこの施設をつくる目的としまして伝統文化の継承活用、そして新たな文化創造のための施策というふうな位置づけをしております。こちらについても、それにまさるとも劣らない重要な施策と思っておりますので、進めているところでございます。

野崎孝男
 今のちょっとお言葉、大変僕、残念に思うのですよね。文化振興そういうものが大切だということは私もよくわかっているのです。ただ、例えば子どもの命にかかわる問題と、それらが同じほどだというのはちょっとどうかなって、私は思うのですね。かけるものからしたら、まず、子どもが安心して教育を受けられる環境をつくった後というのが僕の考え方なのですよ。これはちょっと間違っているかどうかは、課長さんと私の考え方が違うのかもしれませんが、ですから、このような文化振興を今なぜやらなければいけないのかというところなのですね、私が知りたいのは。
 それで、新行革プランの中で書いてある財政状況といったところで、財政基盤のさらなる強化が必要だと、予断を許さない財政状況だと書いてあるのですね。区の財政状況は何とか健全性を保持してきました。しかし、長引く景気の低迷や国の減税対策などの影響により、区の財政基盤はここ数年大変厳しい状況に置かれ、財政構造の硬直化も進みつつあると。その中で多種多様な区民ニーズなどにこたえることが困難な財政状況に直面することが予想されると。そういった中でやらなければいけないことといった優先順位というのは必ず出てくると思うのですよ。だから、もう一度お尋ねしたいのですが、なぜこれを今、18年度から始めて21年度までに絶対やらなければいけないのかといったところの理由を示してほしいのです。お願いいたします。

生涯学習課長
 委員ご指摘のように現状の財政状況の中で、なぜ箱物をというようなお話でございますけれども、私どももこの施設整備に当たりましては、効率性を念頭に置き、慎重に進めてまいりたいというふうに考えております。
 また、先ほどの子どもの命というふうなものでございます。私どももそれより重いものはなかなかないのではないかなというふうに思っております。ただ、私どもが目指しておりますのは、ただいま心の豊かさも強く求められておりますし、今、例えばこういった伝統的な区の誇れる財産を何もしないでなくしてしまえば、新たな文化創造のよりどころとなるふるさと文化を失ってしまうというふうな危機感も一方ではございますので、そういったものもやはり同時に考えていかなければいけないというふうに考えているところでございます。

 

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