※この文書は録音テープをテキスト化したものです。正式な議事録ではありません。
2005年3月3日 予算特別委員会 教育費について
野崎孝男委員
252ページ、仮称ふるさと文化館検討経費について、お伺いします。
今回の定例会一般質問の中で、教育長のご答弁の方で、ふるさと文化館の方の建設する場所と広さ、そして21年に完成を目指すといったことがわかったところなのですが、ここまで詳しく出ているということは、現実的には中期実施計画、18年に基本構想、基本設計と、そこまでしか出ていませんが、21年というおしりが見えているということは、逆算すれば、19年度に実施設計、20,21年度設計と、そこまでの全体計画というのはもう既にあると思うのですね。
そのことからお伺いしたいのですが、まず、その広さがわかっているということは、どのぐらいの施設規模になるかというのは、もうある程度想定はしているはずで、どれぐらいの延べ床面積になる予定の施設なのか、ちょっと教えていただけますでしょうか。
生涯学習課長
仮称ふるさと文化館の想定する広さでございますけれども、私どもとしましては、23区の類似の施設の延べ床面積等を参考にしてございまして、約2,000平米程度が標準的な広さではないかと思っておりまして、そういうところを想定しております。
野崎孝男委員
2,000平米まで想定していると、類似の施設を見て。平米が出るということ、平米単価から計算すればどれぐらいの金額が類似の施設でかかったかといったことは、単純に計算できるわけなのですが、多分ここまで具体的に見えてきた計画なので、そのようなものはある程度積算というか、予想はされていると思うのですが、大体その類似施設、2,000平米で単価を見ると、どれぐらいの建設費のコストがかかるものなのですか。
生涯学習課長
先ほど2,000平米程度というふうに申し上げました。経費の積算については施設の内容等によっても異なるケースがあると思います。私どもは具体的な実例として、他の自治体の情報等も収集してごさいますけれども、例えば平成13年に島根県で開館しました博物館の場合ですと、約2,200平米で13億円、トータルでかかっております。
以上でございます。
野崎孝男委員
施設の中身によっては、13億以上もしくは以下、かかるかもしれないというところだと思うのですが、ここの類似の施設を調べて進めていくというのは、計画を進めていく上には当然の上で参考になると思うのですね。
それで、これまで子どもの安全・安心、そして体育館などの耐震施設、学校の建築、老築化、改築需要によるコスト、そのようなものが今後多大に発生することが予想される中で、今13億5,000万のお金を使って、この施設をつくらなければならないと判断したところの理由はどのようなところにあるのでしょうか。
生涯学習課長
ただいま野崎委員が列挙されました施策、当然重要だと思っております。また私どももこの施設を造る目的としまして、伝統文化の継承活用、そして新たな文化創造のための施策というふうな位置づけをしております。こちらについても、それに勝るとも劣らない重要な施策と思っておりますので、進めているところでございます。
以上です。
野崎孝男委員
今のちょっとお言葉、大変僕、残念に思うのですよね。文化振興、そういうものが大切だということは私もよくわかったのです。ただ、例えば子どもの命にかかわる問題と、それらが同じほどだというのはちょっとどうかなって、私は思うのですね。かけるものからしたら、まず、子どもが安心して教育を受けられる環境をつくった後というのが僕の考え方なのですよ。
これはちょっと間違っているかどうかは、課長さんと私の考え方が違うのかもしれませんが、ですから、このような文化振興を今なぜやらなければいけないのかというところなのですね、私が知りたいのは。
それで、新行革プランの中で書いてある財政状況といったところで、財政基盤のさらなる強化が必要だと、予断を許さない財政状況だと書いてあるのですね。区の財政状況は何とか健全性を保持してきました。しかし、長引く景気の低迷や国の減税対策などの影響により、区の財政規模はここ数年大変厳しい状況に置かれ、財政構造の硬直化も進みつつあると。その中で多種多様な区民ニーズなどに応えることが困難な財政状況に直面することが予想されると。そういった中でやらなければいけないことといった優先順位というのは必ず出てくると思うのですよ。
だから、もう一度そのお尋ねしたいのですが、なぜこれをこの今、18年度から始めて21年度までに絶対やらなければいけないのかといったところの理由を示してほしいのです。お願いいたします。
生涯学習課長
委員ご指摘のように現状の財政危機状況の中で、なぜ箱物をというようなお話でございますけれども、私どももこの施設整備に当たりましては、効率性を念頭に置き、慎重に進めてまいりたいというふうに考えております。
また、先ほどの子どもの命というふうなものでございます。私どももそれより重いものはなかなか無いのではないかなというふうに思っております。ただ、私どもが目指しておりますのは、ただいま心の豊かさも強く求められておりますし、今、例えばこういった伝統的な区の誇れる財産を何もしないで無くしてしまえば、新たな文化創造の拠り所となるふるさと文化を失ってしまうというふうな危機感も一方ではございますので、そういったものもやはり同時に考えていかなければいけないというふうに考えているところでございます。
以上です。
野崎孝男委員
施設の施設白書というのを見ますと、区が行っているさまざまな区民へのサービスや事業を大幅に見直さない限り、今ある施設のすべてを今までの方向で実施していくことはできないと、今の方法でというのがついていますが、施設の維持補修など、建物管理のあり方についても見直す必要があると言えますと書いてあります。それで、学校施設白書では今後年間約70億円の施設改修費用がかかると書いてあります。
これに関して、これらの財源を担保して、さらに文化振興を図れるというのであれば、私はすばらしいことだと思う。でも、それは今の財政状況から見れば難しいといったところがあると思うのですね。ですから、そういう中でこの計画を、今改定を進めている長期総合計画の中で、具体的に財政の裏付けをつけて記載されてくると思うのですけれども、それはどういった形になるでしょうか。
生涯学習課長
経費がかかるものでこさいますので、私どもとしましても、財源確保については、あらゆる手だてを講じまして進めてまいるということが重要だと思っております。そのための努力は最大限してまいりたいというふうに思っております。
教育課長
委員の方から安全・安心とかお子様の命とかということで、いろいろな優先順位、プライオリティーの話がございました。私ども、今ここに課題になっていますふるさと文化館については中期で先行させていただいて、長期の中に織り込んでいくという考え方で現在考えておられますが、その中で、区民の方々のニーズというものが、その命、安全というもの以外に非常に広がりというのは持っていると思ってございます。
絶対的に優先しなければいけないものを別にしまして、それ以外の広がりの中で、このふるさと文化館についても、当然必要な施設という認識、区民のニーズもある施設という認識のもとで中期に入れてございますし、入れた以上は、長期計画の中で確かに財政白書、施設白書で言っているようないろいろな将来的な財政事情はありますけれども、それらを踏まえて一定の知恵を出す、財源を確保すると、こういうような中でこれが実行できるよう、実現できるように計画化を図ってまいりたいと、このように考えてございます。
野崎孝男委員
今、学校の統廃合などで、施設が今後遊休施設というか、使い道を考えなければならなくなる施設もあるわけですよ。ということは、新規建設ありきという話ではなくても、ふるさと文化館の意義というものは達成できると私は思うのですね。
今、財源の話、ちょっとそこまで出たので、私のちょっと疑問を解消していただきたいのですけれども、このふるさと文化館に対して、財源にいろいろな対策を講じるという話になっていますが、これは交付金とか保証金の対象にならないと思うのですよ、こういう事業は。と考えると、一般財源もしくは区債での発行、区独自の財源で対応していくしかないと。その部分は今後区の財政の硬直化を招く部分にも発展すると、私はそう考えるのですよ。他にその財源を持ってくるとか、そういったことの可能性というのはあるのですか。
企画課長
そういう当てが全くないというふうには考えてございません。
野崎孝男委員
なるほど。あともう一つの方で、統廃合などで済んだ施設の有効利用ということは検討の課題には最初から挙がっていなかったのかどうか、ちょっと教えていただけますでしょうか。
生涯学習課長
学校の空き教室等についても検討の俎上に乗せまして検討したわけでございますけれども、具体性に欠けるというような点を含めて全体的には適当ではないというふうな結論に至ったわけでございます
以上でございます。
野崎孝男委員
これは最後にしますけれども、今の検討に至らなかったというところの理由というか、そういったものをまた後ほど資料でいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
中島力委員長
以上で、民主新緑・無所属議員団の質疑を終了いたします。
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