トップページ >> 議会活動の記録 >> 平成16年第一回練馬区議会定例会

※この文書は録音テープをテキスト化したものです。正式な議事録ではありません。


2004年3月2日 予算特別委員会 都市整備費・土木費について

山国哲丸委員長
 次に、民主新緑・無所属議員団、どうぞ。

野崎孝男委員
 203ページ、自転車対策費全般についてお伺いします。
 8億7,980万円と莫大な金額が投入されているわけですが、まず、現在、有料駐車場は62か所整備されていると思います。稼働率なのですが、開きがかなりありまして6%から148%までまちまちなのですが、この稼働率の開きがここまであることをどのように分析なされているのでしょうか。

交通安全課長
 今のその稼働率の開きの原因ですけれども、まず第1には、やはり駅からの距離が最も大きな要因かなというふうに考えております。やはり遠い駐輪場ほど稼働率が落ちるといったような状況にあるというふうに認識しています。
 その他の要因として、立体の自転車駐車場の場合には、上の階に行くほど稼働率が低くなるといったような現状があることも認識しています。
 区はこれまで駅からの距離や屋根の有無、階層によって料金に格差を設けて稼働率の向上に努めてきたところでありますが、今後は案内、誘導にも力を入れていくべきかというふうに考えてございます。

野崎孝男委員
 立地条件の問題はもう本当に周知徹底、広報といったことが大切だと思うので、その辺は今後ともよろしくお願いいたします。
 ですが、光が丘とか石神井とか、3階とかの上の階ですね、こういうところはたしか1ヶ月の料金が1階が2,200円、3階が1,200円で1,000円ぐらい開きがあるわけで、割安なところなのですが、それでも稼動率が上からないというのはどの辺を分析されていますでしょうか。

交通安全課長
 一番大きい原因というのは、やはり通勤時間帯などには1分1秒を争っている方が多いものですから、3階まで上がる時間が惜しいというのが一番かと思います。
 ただ、3階とかになりますと、屋根が無いという事とあわせて、やはり重い自転車を上まで運ぼうとするのが大変というような声も現実に聞いているところでございますので、後者の点につきましては、特に高齢者等にも配慮して、順次区ではその自転車を上げるのをサポートするベルトコンベヤーの設置等を整備してきている状況でございます。

野崎孝男委員
 ベルトコンベヤーは一つのアイデアとしてとてもいいことだとは思うのですが、たしか1基2,400万ぐらいかかると思うのですよね。
 まだ他にも方法はないのかと考えたときに、屋根の件に関してはしようがないのですが、3階を利用しない理由の調査などを行ったりしたときに、やはり朝は急いでいるから1分1秒でも急ぎたいといった声が多いのであれば、例えば、今日、新聞報道であった江戸川区の放置自転車対策で、1階で自転車を受け取って、管理している人がこうやってボタンを押せば自転車が地下に行くよというその逆ですね、こういうリフトか何かで自転車が上がると。それをすべて誘導員の方がやるといったことも考えられるのかなと思うのです。
 そうやって1階で自転車を受け渡せることになれば、あえて料金を安くする必要もなくなりますし、そうなれば人件費、設備投資なども後々回収もできる方法の一つかなとは思いますが、いかがでしょうか。

交通安全課長
 今、区では自転車駐車場の整備を進めてきてございますが、議員ご指摘のとおり、既存の自転車駐車場の稼働率の向上を図るのが大切であろうというふうに考えております。
 現在の駐車場の料金格差の検証をしていくとともに、今伺いました意見も参考にして、さまざまな視点から検討していきたいというふうに思います。

野崎孝男委員
 あと一つ、運営自体を見直すといったことも考えられると思うのですけれども、民営自転車駐車場は再開発や採算性の問題から減少傾向が続いているといったことが言われていまして、練馬区自転車利用総合計画では、個人・法人による積極的な参画を進めると書いてあります。
 具体的にどのような方法を今後検討しているのか、ちょっと教えていただけますでしょうか。

交通安全課長
 現段階でなのですけれども、まず、自転車駐車場の管理運営につきましては、今、指定管理者制度の導入も検討している最中でございます。既存自転車駐車場への案内業務でありますとか、そういったものも含めた委託等が可能かどうかについても検討課題だというふうに考えているところでございます。

野崎孝男委員
 自転車問題も社会問題と化していまして、行政だけで解決していくのはとても難しいと思うのです。ぜひいろいろな民間や地域の力を活用して、解決に向けてご努力をお願いしたいと思います。

 次にもうひとつ、自転車と言えば放置自転車なのですが、自転車駐車場が整備され徐々に減ってきているという報告は受けていますが、まだまだやはり街を見ると現状は厳しい状況で、放置自転がバリアになってしまっているといった所もあると思うのですが、放置自転車に関する苦情というのは大体月にどれぐらいあるのでしょうか。

交通安全課長
 月に直しますとおおむね多分1,500件から2,000件ぐらいいくかなというふうに思っています。
 その多くはやはり撤去された人からの苦情でして、そういった場合、撤去された自転車の照会ぐらいで終わる簡単なものから、電話を切るまで何十分もかかるといったものもあるような状況でございます。

野崎孝男委員
 聞いたところによると、例えば、区が1回撤去すると、70台当たりで10件ぐらい電話がかかってきて、ひっきりなしで、そういう電話相談をしなければいけないといったことは職員さんにとって大変な負担になっているといったことで、やはり放置自転車は早急に解決しなければいけない問題だと思うのです。
 撤去された自転車を取りにくる方々が今60%から50%に近づきつつあるといったことを聞いていますが、それで集積所もなかなか置けない状況になってきている。抜本的な解決策がやはり必要なところだと思うのですけれども、誘導員を増やすということもよく言われますが、今、誘導員というのはどのような体制で行っているのでしょうか。

交通安全課長
 二つございまして、まず1点目が自転車誘導業務員でございます。主に自転車駐車場への誘導を担当していますが、おおむね朝7時から10時あるいは11時ぐらいまで配置しているという状況にございまして、約40名を配置しています。
 それから、2番目にシルバーに委託してお願いしている分でございますが、これはどちらかと言うと自転車誘導業務員の補助的な役割でございまして、放置された自転車の整理等々に当たっている状況でございます。時間帯は同様で、現在18名の方にやっていただいております。

野崎孝男委員
 委託先とシルバーの人件費というのはお幾らぐらいお支払いしているのでしょうか。

交通安全課長
 税別ですけれども、まず最初の自転車誘導業務員については、単価が2,000円です。シルバーについては単価950円、時間単価でございます。

野崎孝男委員
 聞いたところによると、シルバー人材センターなどは誘導員募集を行ってもやりたがらないと、全然人が集まらないということをちょっと聞いているのです。
 確かに自転車誘導員の仕事をしている方を見ると、朝、自転車を放置する方に「置かないで」と言うと「うるさい、何だこのじじい」と言われたりして、とても大変な気苦労の多い業務の一つなのですよ、これは。
 ですから敢えてもうちょっと拡大して、アルバイトを広く募るとか、そういった人材を広げていくということも検討課題の一つかなと思いますが、いかがでしょうか。

交通安全課長
 確かに誘導業務員を置いている時は自転車を置かないのだけれども、いなくなると途端に自転車が並び始めるといった街の声や現状を私も直接見たりしている状況でございます。誘導員は今後も必要な仕組みだと思いますが、17年度以降は財源の確保も課題です。
 シルバーにつきましては、高齢者の機会参加の場の確保といった面もございますので、そういった点も考慮する必要があると思いますが、自転車の誘導業務については、今後、やはり地域の方の協力を得ながら、誘導業務をどうやって行っていくかといった仕組み作りを検討していくといったことが必要かというふうに考えてございます。

野崎孝男委員
 練馬区の自転車利用総合計画でも、放置を未然に防ぐには誘導監視制度が有効だとしているところがあるのですが、ちょっともうそろそろ限界があるかと。
 やはり先ほどもあったように、自転車はモラルの問題というところがありましたので、今、放置自転車というと、監視するといった発想から対策を考えていると思うのですが、ちょっと発想を変えまして、置けない環境にするといったことで乗って来ることを未然に防ぐという事も考えられるのですね。
 例えば、簡単なことをひとつ提案させて頂きますと、朝、誘導員の方が現場に行ったときに、自転車を放置される壁側ですか、こういうのは。そういった所に対して、ある一定の所で、工事現場などでよくある赤いコ一ンがありますね。あれに変なこんな棒を置いて防ぐものがあるのですけれども、それを置くと。例えば、朝7時から11時の間まで誘導員の方がいる間だけそれを置いていただいて、その時間が終わったらそれをなくしてもらうと。そうなると、一日中、とりあえず通勤で置いていく人は置けなくなるので、乗って来なくなると思う。
 そういったお金も大してかからない、仕事的にも、区民から苦情を言われる仕事から何も言われなくなる仕事に、そういった方面に変えていくという発想の転換がもうそろそろ必要かなと思いますが、いかがでしょうか。

交通安全課長
 先ほどの地域の方のお話なのですが、特に中村橋とかにつきましては、具体的に商店街や町会の人と放置自転車対策について話し合いをしている状況にございます。
 地域の方とのそういったいわゆる放置自転車対策の仕組み作りを進めていく中で、どのような手法が効果的であるのか、今、議員からの提案も頂きましたので、そういった点も参考にしながら、ともに地域の方と有効な方法を考えていきたいというふうに思っています。

野崎孝男委員
 最後にひとつ、自転車以上に今はバイクですか、とてもこれが問題になっていて、動かせない、撤去もできない、困ったなといった状況になっていると思いますので、警察と連携してバイクに関しては駐車違反を取り締まってもらうとか、そういったことを強化していっていただけることを要望して、終わりにさせていただきます。

 

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