| トップページ >> 議会活動の記録 >> 平成16年第一回練馬区議会定例会 |
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※この文書は録音テープをテキスト化したものです。正式な議事録ではありません。 ※一般質問の模様をビデオ映像で公開しています。 2004年2月18日 一般質問(質問原稿)
野崎孝男議員 区長はこれまで所信表明などで、これからの区のビジョンを言葉で語っておられ、その目指す意味は良く理解しております。ですが、区が進む方向性を言葉だけでなく、もう一歩進めて、イメージ映像もしくはパースなどで示すことにより練馬区の進むべき方向性をより具体的かつ分かりやすく区民に伝えることができると思いますが、いかがでしょうか?ご意見をお伺いしたいと思います。 また、区民向けのメッセージという点でも、まだまだ工夫の余地はあるとおもいます。たとえば区長のホームページで月一回ビデオメッセージを流すなども考えられます。わかりやすい情報発信を心がけている区長のことですから、いろいろとお考えになっていると思いますが、今後も積極的な情報提供をお願いいたします。 次に職員の意欲と発想を導き出す観点から伺います。 区長は就任以来、区民と区長との集いを行うなど積極的に区民と意見交換をされることを心がけていると思います。そのことについては、とても素晴らしいことだと思っております。また、区長は、行政評価制度の基本的考え方の中で、劇的な企業再生を遂げた日産のカルロス・ゴーン氏が進めたリバイバルプランを区政の参考にとおっしゃっていたと思いますが、カルロス・ゴーン氏はよく会社内の現場に出て、一般の社員と率直な意見交換をし、社員の士気の高揚を図ったと聞いております。 このような場が実現した場合、懇談の場で区長にとって耳の痛い意見も出てくるかもしれません。しかし「あやまちをきくをたのしめば、おこらざるはなく、いさめをこばめば、みだれざるはなし」という言葉があります。たとえ区長にとって受けがたく、厳しい意見が出てきても、それは、区の繁栄に繋がるヒントになると思います。重ねて申しますが、ぜひ前向きにご検討いただきたいと思います。 次に行政改革、特に練馬区の組織運営と職員制度について質問いたします。 新行政改革プランでは、人事考課制度の強化、人材育成実施計画の策定、民間企業・他自治体等との交流研修の実施、倫理規定の整備、区政の理念・目標の共有など、行政運営や練馬区職員の能力の向上に関する改革が数値目標を設定し提示されていますが、まず、区政の理念・目標の共有と言う面からお伺いいたします。 次に人材育成実施計画の策定についてですが、人事・任用制度、研修制度、表彰制度、IT化に向けた人材育成、職場環境改善を内容とする「人材育成実施計画」を定めることで職員の能力・意欲・満足度の向上が図られるとあり、数値目標では能力の開発・向上に努めている職員の割合を36.1%から50%にと目標が設定されています。 公務員は民間と違い、インセンティブもなく、一生懸命に努力する職員も、前向きでない職員も同じ給料です。それでは働く気がうせてくるのも分からないでもありません。そのような悪平等ともいえる給与体系を、少しでも頑張った職員が報われるように体系づける努力が様々な自治体で行われてきています。23区でも管理職の勤勉手当に5段階の成績評価を取り入れ、最高で5%の増額と減額ができると承知しておりますが、一般職員の評価はどのように行われているのでしょうか? さらに、人材育成という点では、職員の能力を、すなわち、理想の職員のビジョンを具体的に示し目指すコンピテンシー制度を導入する必要があると私は考えます。 次に区の労使交渉についてお伺いいたします。 現在、労使交渉の会議録は情報公開請求を行わなければ閲覧できませんが、職員が置かれている労働環境を正確に区民に知ってもらうという意味でも、積極的に公開する必要があると思いますが、区長はどのようにお考えでしょうか? 次は倫理規定の整備についてです。 新行革プランでは、汚職防止等の指針となる倫理規定を策定し、全職員への周知徹底を図る。懲戒処分の公表基準を策定することとしています。たしかに重要な問題で、区民からより信頼を得るためにも必要なことだと思います。懲戒処分の公表などは、東京都でもすでに行われていますが、練馬区が目指す公表基準も都と同じようなものになるのでしょうか。 次に、職員の削減計画についてお尋ねいたします。 5ヵ年で350人削減するとありますが、確かに、行政のスリム化と言う点では必要不可欠なものだと思います。しかし、削減と同時に、組織のスクラップ&ビルドを行うことが条件となることはいうまでもありません。 デフレによる物価下落により建設業界は非常に苦しい状況におかれていますが、頼みの公共事業も先細りの感は否めず、少ないパイを多くの業者で奪い合う状況になっていると言います。一方で、高コスト体質の公共事業への批判も多く、税収増が望めないという自治体の財政事情もあり、入札改革は避けては通れない道となっています。練馬区でも一部の工事で100%に近い落札率が続くなど公共事業のコストの適正化は急務となっているのではないでしょうか? しかし、入札改革を行うに当たっては、導入当時、業界団体などが役所前で抗議を行ったり、担当者に嫌がらせが相次ぐなど、改革への道のりは平坦ではなかったと言います。業界団体からすれば「厳しい経済状況の中、新しい制度に対応するのは難しい。だから今のままが良いのだ」ということかもしれませんが、今、新しい入札制度に対応できるようにならなければ、業界自身、5年後、10年後に市場で生き残れない状況に追い詰められていく可能性もあります。 例えのひとつとして、車を購入するときを思い浮かべていただければわかりやすいと思います。車を買うときに安いというだけで車を買おうとするでしょうか?価格はもちろん非常に重要な要素ですが、それ以外の価値、例えば耐久性や使いやすさ、デザインの良さといった点にも目をむけ、複数の価値を総合的に判断して商品を選んでいるのではないでしょうか?そしてその結果は必ずしも最安値の商品を選ぶとは限りません。 練馬区の入札改革案の中でも「総合評価入札等の新たな契約手法の導入」が掲げられ、16年度検討、17年度一部試行、18年度一部試行と目標も掲げられています。総合評価型政策入札は価格以外の項目がポイント化されるので談合を防ぐ効果も期待されるものです。区の政策も加味しながらメリットポイントを明確にし一刻でも早く「総合評価型政策入札」を取り入れることが必要と考えますがいかがでしょうか? 次に特区について、地域活性化・財源対策の観点からひとつの提案をさせていただきます。 今、政府が進める改革の痛みは徐々に現れてきており、特に雇用問題は深刻になっています。総務省が去る1月30日に発表した2003年12月の完全失業率は、2年半ぶりに5%を下回り、雇用環境の好転が期待されていますが、年齢別でみると35から64歳の間で改善していますが、一方で、15から24歳の若年層の失業率は、前年同月に比べ0.7ポイント増の10.0%と、企業の採用絞り込みなどの影響で就職難が続くなど、楽観は許されない情勢です。そして、企業と求職者の条件が合わず、求人があっても失業が減らない「雇用のミスマッチ」の解消など、課題は残ったままです。 そこで私は、区独自の雇用政策「(仮称)ネリマ・ジョブ・センター」の創設を提案します。 昨年11月4日に足立区が設置したあだちワークセンターは労働者派遣法、職業安定法、雇用保険法を特区の中で規制緩和し、就業支援で実績のある民間企業とハローワークとが協同で就業支援を行っています。あくまでも足立区は、スペースの提供という姿勢で、現場には区の職員の配置は無く、官と民がそのノウハウを生かし、お互いがサービスを競い合うことでミックスアップ効果も期待でき就業支援サービスの充実を実現しています。 練馬区内の平成13年事業所・企業統計調査の速報値では事業所は23478ヵ所、従業員は181514人となっています。この数字は平成8年と比較すると事業所数で7.6%減。従業員数で3.9%減であり、昨今の経済状況から推測すると、より厳しい状況になっている可能性が高いと思われます。 また、区内の1000人の失業者が新規雇用されると、一人当たりの給与所得を製造業平均賃金給与額505万円をベースとして考えると1000人×505万円となり、およそ50億円の経済効果が期待できます。このことで、区の独自財源である住民税の増加を期待することもできます。さらに、生活保護などの福祉サービスを受けている方が就業した場合は、税収増プラス扶助費の減少ということも夢ではありません。 雇用の政策は国や都の仕事で区がやる仕事ではない。と言った声もあるかもしれませんが、練馬区民がハローワークに行こうと思っても近くて池袋であり若年向けのヤングハローワークは渋谷です。そこまで行くのは交通費も時間もかかります。雇用政策を地域に一番身近で実情を理解している区が行う意義はあるのではないでしょうか? 最後に区政への住民参加についてお伺いします。 区民と共に築く地域経営を目指す、と新行革プランにあるように、今後の区政運営に区民参加を積極的に行っていくというのは区長の方針だとも思います。 これまで、区は石神井公園南口駅前広場の説明会、豊玉・中村地区体育館の懇談会などで、住民参加を取り入れているとおっしゃっていますが、私が見たところ、どちらかと言うと結論ありきの報告会といった感じがいたしました。石神井公園南口駅前広場に関しては新聞紙上でも取り上げられるなど、住民参加が順調に機能している状態とはいえないのではないでしょうか。区長はどのように思われますか? また、豊玉・中村地区体育館の懇談会では、区のホームページで公開されている「付属機関の会議録」で、委員から内容の許可を得ないまま、概要の会議録を作成し掲載したことに関して、第3回の懇談会で事務局が会議録の公開の手法に不備があったことを認めていると思います。会議録を概要で作ると言うことは、全文掲載と違い、簡略化したことにより発言した委員の思いと違う内容に取られかねない危険性もあることから、事前に充分な配慮が必要だったと思いますが、今後はどのような対応をなされていくのでしょうか。教育長のご見解をお伺いします。 また、懇談会の最終報告書を作成するに当たっても、委員全員に報告書案の文書を郵送し意見を求めると言う姿勢自体は評価するところなのですが、12月10日に委員の手元に資料が到着し、12月12日までに意見の提出を求めると言うのでは、実質資料を検討するのに2日もないわけで、もう少し時間が必要だったのではないでしょうか。年末の忙しい時期だったのも分からないではないですが、住民参加を取り入れるのならば、時間をかけ丁寧に進めていかなければ、行政に対する不信感を高めかねません。 |
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| 私は、これからの区政運営に積極的に住民参加を取り入れていくことは高く評価しているところであります。しかし、先ほどから述べているように情報の共有、すなわち問題意識の共有がなされなければ、かえって、住民も行政もお互いが相手を信頼できなくなるという危険性もあります。住民参加の先進自治体、三鷹市を見れば分かるように、住民参加をうまく機能させるためには長い年月をかけ、その土壌を作り、信頼関係を築いていくことが欠かせないことです。 (※この枠内は質問時間の関係で省略しました) | |
| 18年度の完成を目指している、仮称自治基本条例は、自治体の憲法とも言われるものですので、これまで行われた住民参加での問題点などを研究した上で、区民と行政が共にまちづくりを行っていく指針となるような条例になることを切に願います。 | |
