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練馬区教育研究校の研究発表会

取材日 2003/11/18

研究発表会(向山小学校)
研究発表会(向山小学校)

 10月24日から2月6日まで、平成15年度の練馬区教育研究校の研究発表会が行われています。
 「生きる力」をスローガンに昨年から始まった「ゆとり教育」は、学力低下の不安を招き教育への不信感を高めてしまいましたが、一方で学校独自の学校運営を行えるように規制緩和も行われ、特色ある学校づくりができるようになっています。
 では、練馬区の小中学校ではどのような研究授業が行われているのか、練馬東中学校と向山小学校を取材してきました。

職業新聞(練馬東中学校)
職業新聞(練馬東中学校)

舞台での発表(練馬東中学校)
舞台での発表(練馬東中学校)

劇の風景(練馬東中学校)
劇の風景(練馬東中学校)

 練馬東中学校では生徒たち自らが脚本を作り、劇でこれまでの研究発表を行っていました。練馬東中学校の研究スローガンは「分かるまで教える学校を目指して」。各教科や啓発的経験活動、課題解決学習をリンクさせ、生徒自らが考え進路を選択する能力の育成を目指しています。

 具体的には入学からの自己紹介を含め、行事や作文などをファイルにまとめ本人の成長記録をとっていき、一年生の時に総合学習の一環として実際に職場を訪問し職業新聞を作成。体験職場へのアポイントから礼状までを生徒自身が行います。

 二年生では「環境」「福祉」「文化」をテーマに東京を探訪し班ごとに紙上で発表。現場での体験学習を通じ生徒たちの学習意欲の向上につなげています。

 三年生が行っていた劇中では、コンクリート護岸で固められた石神井川の自然再生計画などが紹介され、生徒たちの自由で柔軟な発想がその中から垣間見えました。

二年生の授業風景(向山小学校)
二年生の授業風景(向山小学校)

 

五年生の授業風景(向山小学校)
五年生の授業風景(向山小学校)

 一方、向山小学校では、実際の授業を公開し研究発表会を行っていました。研究テーマは「伝え 受けとめ 学びあう子」。

 一体どのような授業が行われているのか、二年生の教室では「あったらいいな、こんなもの」というテーマで生徒たちに「あったらいいな」と思う道具を考えさせ、プロジェクターを使い自分の考えた道具をプレゼンする。プレゼンを聞く生徒たちの目は真剣で、容赦ない質問が活発に飛び交っていました。

 そのほか、電話を使うときの話し方や聞き方をとおして国語力を身につける「電話で約束」(四年生)や「子ども環境会議」(五年生)などユニークな授業が行われていました。全学年を通して先生から生徒への一方通行の授業ではなく、生徒がプレーヤーで先生は授業の方向付けを行う舵取りといった感じの授業になっていました。

 昨年4月から始まった「ゆとり教育」。学力低下の懸念から英語教育を行う学校、少人数学級できめ細かな授業を行う学校など各自治体、各学校間で多様な授業形態が模索されています。ベッドタウンで子どもの人口が多い練馬区こそ積極的に教育改革に取り組まなければならないのではないでしょうか。

※練馬東中学校のホームページ http://www.nerima-e-j.nerima-tky.ed.jp/

※向山小学校のホームページ http://www.kouyama-e.nerima-tky.ed.jp/

 

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