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渋谷区立鳩森小学校の英語教育

取材日 2003/10/24

授業風景
一年生と六年生の合同授業

 渋谷区立鳩森小学校で行われた研究発表会を取材してきました。テーマは英語教育です。

 当日学校を訪れてみると、学校関係者や保護者、教育関係の方などとても多くの方が見学に来ていました。
 小学校での英語教育は今注目を浴びているので関心が高いのだなと思いながら、まずは一年生と六年生の合同授業が行われている教室へ足を運んでみると・・・。

一年生と六年生の合同授業
サンキュー♪ハッピーハロウィン♪♪

 なんと、一年生の子ども達が思い思いの仮装をして、六年生と一緒に楽しそうにハロウィンの歌を英語で歌っていました。

 授業の目的と狙いは、一年生にとっては六年生と一緒にゲームを通してハロウィンに関心を持ち、そこで学んだ英語でのやり取りを知識として使うことが出来る。六年生にとっては一年生と英語でやり取りをすることによって、知識の再確認と教えることの喜びを感じ学習意欲の向上につなげるということです。
 実際に授業を見学してみると、英語の授業でよくありがちな、照れて英語をしゃべらないと言うことがまったく無く、皆楽しそうに授業を受けていました。

 次に五年生の教室に行ってみると・・・・

 子どもA : I am sick. I have a cold my hearts.

 子どもB : What's the matter?

 今度は子ども達がお医者さんと患者に分かれて英語でコミュニケーションしていました。
 この授業のテーマは「"I'm sick."」で、普段必要なコミュニケーション能力の向上を狙いとして行われています。

 患者役の子ども達はあどけない英語で身振り手振りで症状をお医者さん役の子どもに伝えていました。お医者さん役の子どもの目も真剣そのもの!
 この授業を考えた先生によると、「ままごとやお医者さんごっこ」からこの授業を思いついたと言っていました。確かに子ども達の表情を見ると「なるほど!楽しそうだし、身近な会話を学ぶにはうってつけだ!」と思いました。
 その他の学年も工夫された授業を行っていました。

 鳩森小学校の塚田校長先生によると、「これからの時代、英語教育は必ず必要なものになる。鳩森小学校でここまでの英語の授業が出来るのも、担任の先生方が自ら英語を学び、授業を工夫しているからで、教師のやる気の結晶です。中には英語教育より国語教育をしっかりするほうが先だという方もいたが、しっかりとした国語力が無ければ英語も身につかない。国語、英語とも密接に関わっているのです」と学校を挙げての努力の結果だと話してくれました。

 今、渋谷区では各小学校が知恵を絞りカリキュラムの充実を図っています。その理由は昨年から始まったゆとり教育への対応、そして何よりも来年から始まる学校選択制があるからだといいます。
 これまで、区立小学校は学習指導要領に沿ってすべての学校で同じ内容の授業を行っていれば問題はありませんでした。学校選択制は横並びの学校システムを終わらせ、各学校が個性的な学校作りを行い始めるきっかけになりつつあります。
 今後の動向が注目されます。

※鳩森小学校のホームページ  http://academic1.plala.or.jp/hatomori/

 

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