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2006年10月27日

ふしめをつなげる取組みを作りたい

視察二日目は長崎市から佐賀市に移動して佐賀市が行っている小中一貫校の取組みを学んできました。

日程は
長崎駅 8:50発
佐賀駅 10:20分着
佐賀市役所レク 10:35分~12時20分
昼休み
13時40分 佐賀駅発
14時40分 福岡空港着
16時10分 福岡空港発
18時10分 羽田着(飛行機が遅延)

というスケジュールです。

さて、佐賀市の取組みについては大まかな内容はプレゼン資料が公開されていますのでご覧になってください。
http://www.city.saga.lg.jp/contents.jsp?id=727

資料から読み取れない部分としては、小中一貫校の設立の背景については、各学年一クラスしかなかった学校をどう活性化させるかという課題の中で生まれた取組みで、小学校と中学校が一緒になることで学校行事などで世代を超えた取組みが進むと同時に行事としてもそれなりの規模を満たすことが可能となっています。

また、一貫校への取組みは平成13年から徐々に進められていたもので、長い取組みのひとつの成果の形だといえることから、制度だけ変えればすぐにできると言った取組みではありません。

さて、課題としては学校の先生の身分は市の職員でなく県の職員であることから今後先生などの異動のリスクをどのように回避するかという点が第一にあります。佐賀県では先生は原則6年で異動することになっているため、佐賀市では分権の一貫として教員の人事権をどうやって県から市に移すかということになります。

二つ目は小中学校での連携により子どもの成長に合わせた丁寧な教育ができますが、幼稚園と保育園からの入学時の節目や、中学校を卒業して高校に行った際のその後のフォローなどの慣用整備です。一点目の幼稚園、保育園との連携に関しては、佐賀市では校長先生会を幼稚園の園長や保育園の園長も参加して行う形にしており、ここで密な情報交換を行っているといえます。

佐賀市ではこの取組みをさらに進めるために、平成15年から市役所の組織を年齢で区切る形にし、従来は幼稚園と公立学校は教育委員会、保育園は保育課(国で言う文部科学省と厚生労働省という縦割り)という形を改め保育課を教育委員会の書簡にし連携を図りやすい形にしています。
そして、今後は幼稚園や保育園の年長の12月ごろから小学校の先生を派遣してプレ小学校を行い、一方の小学校では一年生の5月くらいまでは幼稚園や保育園の先生が小学校に赴き授業に参加する仕組みを取り入れるといいます。このことで、幼稚園や保育園から小学校へというふしめを子どもたちの負担を少なく行うと同時に、教師や保育士の先生も子どものことをきめ細かく理解できるということが可能になります。

これらの取組みは佐賀市では制度化されており、対応マニュアルなども作られるなどすばらしいもので練馬区でも制度化したいと常々思っています。佐賀市で保育士と教員が合同で作成した『幼稚園・保育園から小学校への接続期の教育の冊子「えがお」と「わくわく」』もいただいてきたのでこれからじっくり読んでみたいと思っています。

高校とのふしめについては、公立高校は県の管轄のため市では子どもが中学校を卒業した後の経過を知ることができなく、佐賀市の子どもなのにフォローがしにくくなっていることから、県との連携をどのように行っていくのかが課題のようです。

いずれにしても、幼稚園、保育園と小学校のふしめをどのように充実していくのかということは個人的にずっと考えていたことだったので、佐賀市の取組みは大きな収穫となりました。

佐賀市「教育基本計画」
http://www.city.saga.lg.jp/contents.jsp?id=2769

投稿者 takao : この記事へのご意見 (0) : トラックバック (0) : 子育て・教育

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