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2006年08月04日

地方議会が住民に認められるために

連日、地方議会改革をテーマに今日のひとことをお伝えしていますが、今日は町村議会事務局職員研修会に参加してきました。

なぜ、町村議会事務局研修会に区議会議員が?と思われるかもしれませんが、三位一体改革で一番自治体経営の手腕が問われているのが町村であり、町村議会はその危機感からかなり大胆な議会改革を進めています。

今日の研修会では栗山町議会の橋場利勝議長が議会基本条例について講演を行ったのですが、橋場議長の話の中には議会改革を進める上でのキーポイントが多く含まれていました。

まず、橋場議長は現在の地方議会について「地方議会は住民に見放されて存亡の危機にある。もしくは危機になりつつある。分権時代に地方議会の制度は制度自体が制度疲労を起こしている。」と話します。そのような背景から議会基本条例の制定の土壌も生まれてきたといえるのですがさらに、「住民に選ばれて一番近くにいるはずの自治体議員が実は一番住民から遠いという問題を感じ、議会への町民参加を進めるためにまずは徹底した情報公開と透明性を担保する改革をすすめた」といいます。

そしてその情報公開は2つあるといい、それは「議会の会議・文書の公開」と「議会の活動の論点・争点をしっかりと公開する」という議会の議論の経過と議会が取り組む課題のわかりやすさの2つだといいます。

さらに町民に議会を身近に感じてもらうために議員自らが率先して活動もしています。たとえば一般質問の質問内容などを書いたチラシを作成し、栗山町議員1人あたり30枚を議員自らが公共施設や人が集まる施設などに張りに行ってもいます。

橋場議長の話を聞いていると小さな町だからというレベルの議論ではなく町民とともに歩む地方議会を目指す活動には、同じ地方自治体の議員としてここまで違うものかと正直なところ自分の未熟さを痛感したところです。(栗山町議会議員の議員報酬は月額19万6千円)

橋場議長の「小さい町だからできるということではない。大きいところでもできる。議会というのは質問の場ではなく合議体。最初から賛成、反対が決まっている議員がいても、その賛成・反対の経過・プロセス、決まる過程が市民に見えることが重要」という言葉は、結果はどうせ決まっていると公開の場で活発な議論をせず裏で話をまとめる政治手法に対しての厳しいメッセージであるとともに、変わっていくために必要な道しるべであると思います。

いずれにしても、ただ指をくわえて他の自治体は羨ましいと嘆いているのではなく、まずは自分から行動を起こすことその大事さを橋場議長から教えてもらったような気がしています。

投稿者 takao : この記事へのご意見 (2) : トラックバック (0) : 地方分権

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ご意見欄

 いつも野崎さんの「今日のひとこと」、読ませて頂いております。その日その日のテーマを自分なりに考えていると、本当に知らないことが多いな、区民としてちゃんとこれは知っているべきことじゃないかな、などいろいろ考えさせられています。
 さて、地方議会改革というテーマ。正直言ってよくわかりません。議会や議員との距離があまりにも遠いからです。特に議員との距離。その議員の考えや思いを聞くことができる機会は選挙の時ぐらいのもので、あとは議会だよりぐらいのものでしょうか。
 もちろん、議員の活動内容や議会での審議の内容などは、進んで得ようと思えば得られるのでしょうが、なかなかそこまで得たいという気持ちになりません。それではいけないとは思うのですが、もう少し、何か情報の公開の方法に工夫はできないものでしょうか。
 この野崎さんのサイトでは、野崎さんの日々の活動や考えを読むことができます。他の練馬区議のサイトでももちろん見ることはできます。議会の動きも議会のホームページから見ることはできます。それぞれ見るのは、やはりなかなか大変です。
 各区議のホームページ、議会のホームページなどから、その日のトピックスとなるものを選び、紹介するようなサイトがあるといいなと思うのです。選び方はほんとにもう、管理者の独断と偏見でかまわないので。
 そういったサイトを、議会事務局に運営してほしい、または議会のホームページにそのようなコーナーを設けて欲しい、というのはなかなかむずかしいでしょうね。独断と偏見ということが認められる世界では無いと思うので。
 とすると、そういうサイトを誰かが立ち上げればいい、ということなのかもしれませんが、果たして、各ホームページの記事を転用してよいのか、また、一定の政治的思惑があって、そのようなサイトを運営していると思われてしまうのではないか、と心配してしまいます。ましてや、来年の選挙を控えるこの時期に。
 でもやっぱり、議会・議員のことをもっと気軽に知ることが出来るサイト、ほしいなと思い、実は創ろうかな、などと思っています。
 やはりそういうことをやろうとするならば、区議会や各議員の了解をとってまわらないといけないものなんでしょうか?
 

投稿者 仙業主夫 : 2006年08月09日 10:37

仙業主夫さん

すばらしいアイデアですね!議会事務局で運営するのは難しいかもしれませんが地方議会が住民に身近な存在となるためには地域メディアは欠かせないものです。

議会のホームページで言えば、情報公開が進んでいる地方議会では議員に専用のメールアドレスを配布し公開しているところや、議員の紹介の欄にホームページへのリンクを行っているところなどがあります。

これは当たり前のことだと思うのですが、ITに取り組む議員が少ない議会ですと、ITを使えない議員が不公平だと主張してなかなか実現できない現状があります。逆にいえば資金力や政党の看板を利用した無原則で自由な政治活動の保証こそが不公平だと思うのですが・・・・。

いずれにしましてもご提案のコンテンツの作成に関しては区議会や議員はパブリックな存在であるため了解は不要であるといえます。

比較サイトはあるていどの比較基準や論評基準がしっかりしていることがサイトの信頼性を向上させますのでぜひがんばってください!応援しています。

投稿者 野崎たかお : 2006年08月13日 23:55

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