「今日のひとこと」トップページ
前の記事:練馬区議会より進んでいる区民懇談会の討議の仕方!?
次の記事:練馬区議会の資料を公開できれば
2006年05月16日
ふるさと文化館のパブリックコメント
先日開催された文教委員会にて「仮称 ふるさと文化館」の建設基本構想(案)に対するパブリックコメントの結果が報告されました。コメント数は計25件となっています。
さて、このパブリックコメントを読むとふるさと文化館に対する夢や期待が多く寄せられています。それはパブリックコメントの募集の仕方を見ればそのような意見が多くよせられるのも当然と考えられます。なぜなら、パブリックコメントの意見の中にも「文化的資産の評価を行い、費用対効果を算出し、区民に提示して、区民からの意見を聴取することを提案する」というものがありました。その他にも「既存の施設の利用で十分ではないか」という意見もありましたが、このような意見に対する区の回答は「新たな文化を創造する拠点として、区民の皆様の要望に応えていくよう施設を整備するものです」とコストすら回答していません。
しかし、今年の三月の予算特別委員会で私の質問に対し、ふるさと文化館の建設コストおよびランニングコスト、施設改修コストの概算答弁しています。
【ふるさと文化館】
ランニングコスト 48億円(60年分)
施設改修コスト 7.6億円
金利 1.4億円
合計 57億円(建設費除く)
また、このようなコスト負担に対する今後の考え方についても
生涯学習部長答弁
「その経費の生み出し方につきましては、歳入、それから歳出両面の方から考える必要があるかなというふうに考えております。歳入の面からは、いわゆる受益者負担のより適正化を図っていかなくてはいけないということが中心になろうかというふうに思っています。これは施設使用料としての入館料、あるいは駐車場の利用料金等との話しになろうかと思います。区民の方々からは、低廉な料金で使いたいという要望があります。私どもも今後多いに利用していただきたいということで、そういう思いも理解はしているところでございますけれども、一方コストというものも当然のことながらかかってきているということもございます。従いまして、これら両面を見極めて検討し、新たな財源を生み出していくというような形で今一つ考えております。」
と答弁していることから、建設に伴う受益者負担の必要性を明確に述べています。受益者負担に関しては個人的には必要なことだと考えているのですが、問題なのは「市民がどのくらいの負担と費用で施設が作れるのか」ということを市民に対して明示していないことです。いうなれば、行政が必要だと思い作ったという感じが強いわけで、そのような施設建設で失敗した例は全国に山ほどあり、いうなれば公共施設の無駄といわれるものはこういう発想に基づいて作られてきたとも考えられます。
では、なぜ私がこれほどまでに施設建設に反対をしているのかといえば、保育園や子ども家庭支援センターもしくは高齢者や障害者の施設など必要な施設を作ることには反対はしていません。むしろ子ども家庭支援センターについては早急に整備するよう主張しています。大切なのは何に対して税金を使うかの優先順位だと思うのです。ふるさと文化館は教育委員会が所管していることから教育委員会に振り分けられるている予算中で運営されることになります。一方で教育委員会のやらなければならないことを見れば、遅れている特別支援教育の体制整備など課題は山積みです。
しかし、こうした考え方は議会内でもごくごく少数です。そうした中でも問題提起をし声を出していかねばならないと常に心がけていますが、たまに自分の考え方が間違っているのかと思えてしまうほど建設推進の声が大きいことが疑問でなりません。
投稿者 takao : この記事へのご意見 (4) : トラックバック (0) : 区政の動き
この記事のトラックバックURL:
http://www.nozakitakao.net/mt/mt-tb.cgi/693
ご意見欄
この計画自体、区民はあまり知らないと思います。
やはり、お金は特別支援教育などに使うべきです。
障がい児の学校生活のおける介助者の人件費は自己負担というのを聞いたことがあります。
私も建設に反対です。
野崎さん、がんばってください。
投稿者 アッキー : 2006年05月18日 22:20
限られた予算を福祉に使うのかハコ物建設に使うのか、どちらを優先しますか?というパブリックコメントなら結果は違ったかもしれませんね。コストも示さず「欲しい?」と聞かれれば要らないという区民は少ないでしょう。誘導質問というか結論ありきというか、意図的なものを感じます。
投稿者 毎日勉強 : 2006年05月20日 21:33
「既存の施設の利用で十分ではないか」というコメントを練馬区に出した者です。唖然としたのは、私のコメントに対し練馬区から十分な説明も受けていないのに、もうこの施設の建設業者を公募し終わっているのを知ったことです。まあ、こんなコメント制度はアリバイとして使っているだけなのはわかりますが、建設を前提として日程の設定という余りに露骨な練馬区の態度に、ほとほと呆れる次第です。
私の問題意識は2点で、
・高額な箱物を作るほどの文化的資産が練馬区にあるのか?
・既存の施設さえ十分な稼働率がないので、さらに箱物を作る必要があるのか。
これからも情報交換をお願いします。
投稿者 K.S. : 2006年05月29日 12:51
ふるさと文化館建設は、区長がご執心で困るというようなことを区の職員が言っていました。現実問題として、落札率97%(1億5千間円以上)を誇る練馬区の公共事業の談合には、メスが入らないものなのでしょうか?
こんな区長は来年すげ替えたいところですが、見通しはどうでしょう?
投稿者 KS : 2006年05月29日 13:12