「今日のひとこと」トップページ
前の記事:夕べの音楽の時間について
次の記事:事業の名称の大切さ
2006年02月09日
練馬区の来年度予算のポイント
新聞などで他の区の18年度予算案の骨格が報道されています。それらを見ると各区では子育て関連の予算を充実し新しい事業を行うようですが、練馬区の18年度予算案でも子育て関連はこれまでより手厚いものになっています。
まず、児童の安全確保の充実として「小学校周辺パトロール」の実施時間と実施日数の拡充。小学1年生から3年生への「防犯ブザーストラップ」の配布が行われます。
また、少子化対策として「第三子以降のお子さんが誕生した家庭への祝金支給(20万円)」、「特定不妊治療を行っている方への助成」、「乳幼児医療費助成を入院については6年生まで拡大」などがあげられています。
これらの施策については望ましいものですが、少し考えなければならないのは継続性だと考えています。理由としては、金銭給付的な助成事業というのは一度はじめるとその必要性が薄れてきたとしても助成を受けている人にとっては必要不可欠となってしまうものも多く見直すのは非常に難しいことです。これは例えば東京都が行っている「シルバーパス」などの見直しの議論を見れば分かりやすいかもしれません。
また、事業開始から期間がたち経済状況が大きく変化すると、当初の給付額の経済的価値が事業開始時とずれが生じてきます。これは簡単に言えば物価水準によるということになりますが、その時代、その時代にあった臨機応変的な対応を事前に織り込んでおくことが必要になります。そのことから事業開始に当たっては何年間かごとに事業の実施状況と成果を精査し、臨機応変に見直していくということを事前に設定しておかなければ、事業を見直すことが苦手な行政の現状からすれば、後に大きな負担を招くことにもなってしまいます。
いずれにしても、今必要な事業をできうるかぎり行っていくことは望ましいことですが、これからの行政の事業は、新規事業開始時に事業のやりっぱなしを事前に防ぐためのストップ機能を備えておく必要があると考えています。そのことで、将来にまた行政改革という大鉈を振るわなければならない状況を防ぎ常に社会環境に柔軟に対応した事業展開ができる行政になるのだと個人的には思っています。
投稿者 takao : この記事へのご意見 (0) : トラックバック (0) : 区政の動き
この記事のトラックバックURL:
http://www.nozakitakao.net/mt/mt-tb.cgi/632