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2005年10月28日

視察2日目

視察二日目は島根県B町の指定管理者制度を導入した東部保育所の視察を行いました。東部保育所は定員規模120名の保育園で平成16年度に改築され1年間の直営での運営後、指定管理者制度に移行した施設です。しかし、保育園の運営自体には指定管理者による目新しいサービスの向上がなされているとはいえない,いたって普通の施設です。

保育園の施設自体には視察の価値はないものでしたが、指定管理者制度の導入の経過などでは学ぶことも多くありました。指定管理者への移行に当たっては、当初保護者や組合の強い反対があったようですが、三位一体改革などの影響で財政が本当に厳しいなか町が行う新規事業もここ数年ほとんど行えない現状で施設の効率化は急務だったようです。そして大きなポイントとなるのは住民投票により合併せずに単独で町として生き残っていくことを選んだ民意があり、合併を行わず町単独で生き残っていくためには、直営での運営を継続することは財政的に不可能な状況にあることです。

この点は練馬区とはまったく違う点で、B町は新規事業を凍結するなどの真の行政改革を実行しており、新規事業を続々と行っている練馬区がB町のように住民の理解が得られるかと言うと行政自らが身を律することを率先して行っていない点で同じように行くはずはありません。

また、指定管理者の公募に当たっては一法人の応募しかなく、その一法人も町議会議員が理事長の社会福祉法人であることから、競争性の高い公募であったかは大きな疑問が残ります。

なぜならば、指定管理者制度は業務委託などの従来の契約行為と違い首長や議員の兼業禁止規定がなく、議会の議決が必要ということで透明性が担保されているといえども、B町のように議会定数20名のうち16名が単独与党会派である議会構成であればいくらでも議会の思惑通りに指定管理者を選定することができてしまうからです。その点から指定管理者制度の導入に当たってはいかに透明性・公平性・公正性を担保するのかが大きな課題と言えます。

いずれにしても、指定管理者制度の制度的な面で貴重な情報を得ることは大きな収穫でしたが、二日目の視察も実質2時間に満たない時間で終了したことから、内容もさることながら島根県への視察二日間で合計4時間未満の視察のために大きな経費をかけて行う視察のあり方自体はやはり早急に見直しせねばなりません。

投稿者 takao : この記事へのご意見 (2) : トラックバック (0) : 議員活動

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ご意見欄

 ものすごく無駄な出張といわざるを得ないのは残念です。そもそもこの程度の内容なら都内もしくは近隣の県でもいくらでもありそうです。
 保育園の民間委託にまきこまれた関係で、練馬区及び練馬区議会の実態を目の当たりにする機会が増えました。区役所の効率の悪さ、行政能力の低さもものすごいですが、残念ながらそれをチェックするはずの区議会もすさまじいものがあるようですね。
 ある区議は、面談に来た名前も記憶にない人たちの意見をそのまま何にも裏付けもとらず、議会で発言してしまった、ということを公式に認めました。本当は何か事実を隠したいにしてもひどいコメントです。
http://members3.jcom.home.ne.jp/hikari_8/data/tanaka.pdf
ここまで凄いとは正直思っていませんでした。あきれて顎がはずれそうです。
 このブログを拝見するといつも救われた気持ちがしています。常識的な判断ができる人を私たちの代表として選ぶ重要性についていまさらながら痛感しているところです。

投稿者 りみ : 2005年10月29日 23:29

コメントありがとうございます。りみさんのお気持ちは、民間から区議会に入った私も中に入って驚いたと同時に改革が進まない現状に改めて抜本的な政治改革が必要だと感じているところです。保育園の委託問題にしろ誰のために、そしてなぜ今そのような手法で行わなければならないのかといった説明責任もなされないで事業を進める今の区政には大きな問題があると思っています。そして、その強行をう止められなかったこと区議の一人として皆さまには申し訳ない思いで一杯です。ですが、一年半後に区長や区議を選ぶ選挙があります。投票したい候補者がいなければ自分たちで作れば良いのです。今から準備を進めて力をあわせて希望のネットワークをつなげて行きましょう。

投稿者 野崎たかお : 2005年11月05日 09:58

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