「今日のひとこと」トップページ
前の記事:明日から選挙が始まります
次の記事:根が深い問題としか思えない
2005年09月12日
7%の重み
昨日衆議院選挙が終わり、自民党が圧勝する結果となりました。自民党と公明党あわせて衆議院の議席の3分の2を占めたことは議会運営からみるととても重要なこととなります。
さて、今回の選挙では投票率がやく7%上昇しました。そして自民党が圧勝した背景にはこの上昇した7%がほぼ自民党に投票された結果と見ることができます。政権交代という政治を大きく変える結果となることはありませんでしたが、国会の歴史をみても与党が3分の2を占めるという歴史的な大勝利が投票率の上昇によってもたらされたといえます。その点から行けば投票に行くことで政治を大きく変えることが可能だと明らかになった選挙であったともいえます。
しかし、今回の選挙を通じて改めて「政治は人」だと思うところです。風に乗った自民党の候補者は人で選ばれたというより風で勝ちました。一方これまで風で勝ってきた民主党は惨敗で小選挙区ではほぼ壊滅状態となりました。ここで注目したいのは民主党で小選挙区でわずかに勝ち上がった候補です。
今回の選挙で私が唯一応援しに行った静岡5区の細野豪志氏は3期目の当選を果たしましたが、もともとは縁もゆかりもない落下傘候補です。そして対立候補は地元の大手企業の有力者でまず勝てないといわれていた地域です。ですが細野氏はこれまで小選挙区ですべて勝ちあがってきています。それはなぜなのか。今回の選挙のように逆風の中で勝ったことでどぶ板で組織を固めたのか、それとも東京で唯一小選挙区で勝った管直人氏のように知名度が高かったのか。実態はそうではありません。勝因は細野氏の政治姿勢とそして人を引き込む演説にあったといえます。
演説というのは政治家が考えや思いを伝える大切な手段です。ですが、政治家の演説を聞いてみたい。もしくは聞いて感動した、納得したという演説を聞けることはめったにありません。目頭が熱くなる演説。それは候補者の政治への強い思いがなければできるものではありません。そのことから、どぶ板をやらなくても、金をかけなくても、風がなくても、しっかりとした姿勢を貫き、思いを伝えていける政治家であればしっかりと結果を残せるのです。
今回の総選挙では投票で政治は変わるということ、そしてしっかりとした活動が結果に結びつくことそのふたつをはっきりと認識させられた選挙となりました。
来週からは第三回の定例会が始まります。初心を忘れず、そして諦めない心を持って定例会に望んでいきたいと思います。
投稿者 takao : この記事へのご意見 (2) : トラックバック (0) : 政治全般
この記事のトラックバックURL:
http://www.nozakitakao.net/mt/mt-tb.cgi/456
ご意見欄
投票率が上がったのはいいのですが、自民党は勝ち過ぎですね。
もう少し健全なバランス感覚が有権者にあるかと期待していましたが、選挙制度によるところも大きかったんですね。時事通信によると
「衆院選の300小選挙区で、自民党は得票率47.8%で219議席を確保し、議席占有率は73.0%となった。得票率、議席占有率とも1996年の現行制度導入以降、最高を記録した。一方、民主党は得票率36.4%に対し、議席占有率はその半分にも満たない17.3%(52議席)だった。」
ということのようです。
郵政民営化はこれで既定路線になりましたから、今回与党に投票した人は小泉さんにますます喝采するでしょう。しかしその後に控えるサラリーマン増税、年金問題や少子化対策ではどうでしょう。そこまで白紙委任した覚えは無いなんて言っても後の祭り。有権者が絶対安定多数を与えてしまった以上、次の選挙まで有効な意思表示の機会はありません。
投票率=政治への期待が高かった分、「こんなはずじゃなかった。やっぱり政治には期待できない」という反動もそれだけ大きくなりそうな気がします。悲観的すぎるでしょうか・・・?
投稿者 毎日勉強 : 2005年09月12日 18:29
次の国政選挙は、2年後の参議院議員の改選選挙です。
前回躍進するも過半数は取れなかった民主が、更に躍進する可能性もあり、それがさらに次回の衆議院選挙に追い風となることもあるでしょう。
いずれにせよ、郵政は片がつきました。これからは、年金や税制、少子化対策に取り組んでもらいたいです。
与党が、国民の期待するような改革をしなければ、今回吹いた突風は竜巻となって荒れ狂うことでしょう。
投稿者 会社員です(南大泉在住) : 2005年09月13日 02:40