「今日のひとこと」トップページ
前の記事:資産・資源の有効活用
次の記事:生きるのが難しい社会?
2004年04月20日
議会は何のためにあるのか
今日行われた企画総務委員会から、練馬区議会のホームページで委員会の会議録が全て公開されるようになりました。これまで、委員会での審議内容は傍聴するかもしくは議会事務局にて要点記録しか閲覧できなかったのですが、今後はいつでもどこでも全ての会議録を閲覧することができます。
高度専門化する自治体行政に対応するため、議会の議論は本会議中心ではなく政策別(テーマ)に置かれた常任委員会や特別委員会での委員会中心主義になっています。だからこそ、実質の審議が行われている各委員会の会議録が公開されることはとても大きなことなのです。
しかし、まだまだ改革しなければならない点が多々あります。その一つとして、今日の企画総務委員会では行政改革の実施状況や区の指定管理者制度への方針案など7つの報告案件がありました。ちなみに委員会の進行は理事者側(区)から提出された報告についての説明を受けそのあと議員が質問をしていくといった流れになっています。私としては指定管理者制度は重要な問題でありじっくりと審議をしたかったのですが、実はそうも行かないのが実情です。
これまで、何度もお伝えしてきましたが、練馬区議会は本会議や委員会を予定時間で終わらせることをかなり重要視しています。本会議で言えば午後13時~17時。委員会は10時~12時です。審議状況によっては若干の時間延長もありますが、委員会はおおむね2時間で終わらせるというのが練馬のルールです。
このことから、2時間の委員会で7本の報告の説明を受け審議をするとなれば、1報告あたり審議できる時間は長くて数十分です。さらに報告によっては説明で30分近くかかるものもあるので、審議時間はより短くなります。
では、なぜ説明を30分も受ける必要があるのかというと、委員会の当日までどのような内容を審議するか分からないと同時に資料も手に入りません。そのような状況では事前に資料を読み、内容を理解しておくことは不可能です。そしてこのことも練馬区議会の独自のルールであり23区の他の議会では数日前に資料を配っている議会もあります(23区議会の比較表(PDFファイル))。百歩譲って議題だけでも手に入れば事前にある程度の準備はできますが、前日に委員会での審議内容が決まっているにもかかわらず、議題の内容が配られることはありません。議題決定後FAXなどで各委員にお知らせすれば良いだけのことをなぜ行わないのか、できることを行わないで審議が満足にできないのならばそれは、議会運営の怠慢でしかありません。
そして、そのような状態で行われる委員会ではどのような審議が行われているのか、会議録が公開されるようになったことで、1人でも多くの方に審議内容を見てもらい、自分たちの町の議会の実態を知り、そして考えていってもらいたいのです。
行政ニーズが多様化し、政策も高度専門化する中、1人の議員が全ての問題に深く精通することは不可能であり、事前の準備すらできなければ、政策担当の職員は各分野の専門家であることから、まともな議論ができる可能性は極めて低くくなります。逆に言うと、責任のある重みのある発言をすることは極めて難しくなり、無責任な思いつきの発言になってしまう可能性もあります。
いったい議員は委員会でどのような発言をしているのか、皆さんの目で確かめ、議員の外の顔と内の顔を知り、議会のあるべき姿を皆さんと一緒に考え変えていければと思います。
投稿者 takao : この記事へのご意見 (0) : 議員活動