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2003年12月26日

続・入札改革

 練馬区の入札改革について、貴重なご意見を掲示板にいただきました。
 さて、入札改革がどのような談合防止対策になるのかと言うところですが、まず、談合を防止するには入札に参加する業者同士が顔をあわせることのないようにする必要があります。現在の入札制度では、現場説明会や入札会場で顔をあわせるので必然的に業者同士の交流が生まれてしまいます。そこで、今回の入札改革では現場説明会を廃止し、入札も電子入札とすることで業者同士の接触の場をなくします。
 次にいくら顔を合わせなくなっても、区内の顔見知りの業者しか入札に参加できなければ意味がないので、従来の指名競争入札制度をもっと多数の業者が比較的自由に参加できる入札制度に変え、参加者業者を増やすことで談合を行いにくくします。そして、部分的に区外の業者にも入札参加資格を与え競争性を高めていきます。
 しかし、入札改革で何が一番難しいかと言うと、区内の産業を保護するために区内業者を優先すると言う暗黙の了解があり、このことは相反する二面性を持っているからなおのこと厄介なのです。
 どのような面かというと、厳しい経済状況の中、区内業者の保護・育成をするために優先的に区内の業者を利用しようという面と、一方で区内業者を使うことによって、例えば文房具の購入などで、区内の文具店でノート100冊購入するより、インターネット販売で100冊購入した方が格安で購入でき税金の効率的な利用につながるという面です。民間の方々からすれば「後者を選ぶのが当たり前だ!」という声が多くでてくることは容易に想像できます。
 ではどうすれば良いのか、私は競争性を高めるために徐々に区内業者への優先的な発注を廃止していくと同時に、区内の業者が他の自治体の仕事を落札できるだけの市場競争力をつける育成政策を行っていかなければならないと考えています。なぜならこれまでのように区の仕事があるからと言って区内の業者が本当の意味での競争力をつけなければ、公共の仕事が減っていくなかで結局は倒産してしまうからです。
 議員になって入札改革に取り組むようになってから公共事業の世界は社会主義的だと常に感じています。しかし、社会主義的な保護主義は必ず崩壊し、いつかは自由競争の荒波にもまれるようになることは容易に予測できます。だからこそ早い時期から、区内業者が市場競争力を高めるような政策を打っていかなければならないと考えています。

※取材日記に横須賀の電子入札制度の現状リポートがありますので御覧になってください。

投稿者 takao : この記事へのご意見 (0) : トラックバック (0) : 入札改革

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