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2006年12月11日

発達障害と非行と子どもの思い

日本発達障害ネットワーク 第2回年次大会(http://jddnet.jp/dummy.php?id=81)にて全国の発達障害の現状や最新の研究を勉強してきました。

朝から夕方まで様々な企画講座が行われる素晴らしい形の大会なのですが、これまでお世話になっている上野一彦先生(大変勉強になるblog⇒http://edublog.jp/kaz1229/)の最新の研究や鳥取少年鑑別所所長の小栗正幸氏、都立梅が丘病院の市川宏伸先生のお話を聞いてきました。

さて、その中でも「発達障害と非行」をテーマとした小栗氏の講演は事例にも富み分かりやすく、誰でも楽しく発達障害を知ることが出来る内容で、いつか練馬区でも講演会をお願いしたいと思ったりもしました。

小栗氏は非行を行った子の多くに発達障害があることが多く「最も悲劇的なことは、我々が発達障害の第一発見者になってしまう現実である」とした上で「世の中への啓発を行い、上記の問題を永遠の課題にしたくない」と語っています。

大切なのは子どもの自尊心=プライドを壊さないことで、多くの非行やいわゆる困った子は勉強が出来ない、みんなが出来ていることができない、ということにより自尊心を失い自己否定となり非行につながっていくと話しています。

そして、子どもの非行の背景にあるものは「愛情不足等の中小的なものではなく、具体的な行動上のすれ違いが非行化の原因」であり、子どもが求めているのは自己肯定間でそれは、
・勉強が分かるようになりたい
・良い友達がほしい
・親や教師に評価される子になりたい
ということでそこには「親の本音と子どもの本音は一致」しており必要な支援の方法のすれ違いを防ぐことで非行化予防はできると経験則から導き出しています。

また対処法としてはその留意点として
やってはいけない指導
-理屈の説明 なぐさめ 弁解
・特に「前にも言っただろう」「反省しなさい」「これが最後だからね」「今度やったら家を出て行ってもらう」などは子どもとの人間関係を悪化させる禁句

やってもよい指導
-子どもとの人間関係を悪化させない手立て
-困った行動の原因を消去する手立て
・勉強 友達関係 家族関係

など豊富な事例をもとに分析されています。小栗氏は話が本当にうまい方でいつか練馬区民の方々にもお話しを聞ける機会を何とか作りたいと強く思ったところです。

医療関係の話しでは児童精神精神科という発達障害の外来を持った病院が非常に少なく、医学部にも標榜する講座がない現状や、東京でも発達障害の治療を掲げる医療機関が約30箇所しかない圧倒的な医療体制不足の実情を知ることが出来ました。これは本当に深刻な問題で練馬区に果たして発達障害を診療できる医療機関があるかどうかといえば心当たりはないので、これはすぐにでも調査して、対応をしていかねばならない課題だと思ったところです。

今日の大会で配布された資料は大変分かりやすいものでしたのでご興味がある方がいらっしゃいましたらぜひお貸しいたしますのでお気軽にお申し出ください!

投稿者 takao : トラックバック (0) : 子育て・教育 : にほんブログ村 政治ブログへ

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