「今日のひとこと」トップページ
前の記事:やはり議会改革が必要不可欠です!
次の記事:東京都と23区

2006年12月06日

区立図書館はどうあるべきか

文教委員会では今年から委託されている区立図書館の運営について議論を行いました。

なぜ、区立図書館の議論があったかというと民間委託後のチェックという色合いが濃いのですが、区立図書館の窓口を業務委託したことで、開館日の拡大や開館時間の延長が実現しています。また公務員による直営時代より人件費が1億3300万円が削減されています。

こうした議論では必ずといっていいほど民間委託に反対(公務員の方がいい)の強い意見と積極的に委託を進めるべきだという議論に二分されます。私は誰がどのように運営したらという議論は本質論を示していないので、そのようなスタンスとは一線を画しています。

なぜなら本来の目指すべき図書館をどのように目指すかというのが本来の議論であるはずだからです。

私は公立図書館とは本や文字、データだけでなく意見や、提言などの生の情報が集まる「知の総合集積館(まちの情報センター)」であるべきだと思っています。そこには利用者の「なぜ、どうして、知りたい、学びたい」などの欲求に対し適切なナビゲートをするプロフェッショナルのスタッフがおり、蔵書や資料もしっかりとデータベース化され調べやすく使いやすい図書館があるべき姿なのではないでしょうか。

最近の区立図書館といえば区政や議員が利用者が増えていますという実績を示すためにも、安易にベストセラーなどを置いたりしています。しかし、図書館ができたから便利になった、無料だから使うという手軽な愛着しか生むことができなければ、そこは「知の総合集積館」ではなくなってしまうただのレンタル本屋になってしまうとおもうのです。

そのような図書館を実現するためには、異動がなく図書館に情熱を注ぐ専属のスタッフ育成や、利用者が使いやすいような開館日や開館時間の延長、蔵書や資料収集、地域との接点となるイベントの企画などを行う予算が必要になります。

それらを実際に公務員で行うのは硬直化した公務員制度のもとでは不可能です。公務員で行うのならば地方公務員法を改正するか、それとも区立図書館を練馬区から切り離し独立行政法人に運営させるかなどの手法が考えられると思われます。

一方で民間の力を活用するということも選択肢の一つですが、この場合は継続的な安定的な運営と長期的な運営をどのように担保していくのかが課題となります。

いずれにしても、今ある図書館がベストではなく、もっともっと愛される図書館となるためにしなければならないことは多々あります。みなさんはどのような図書館ができれば良いと思いますか?

練馬区立図書館(ネットから予約もできます)
http://www.lib.nerima.tokyo.jp/
都立図書館(レファレンスサービスなども利用できます)
http://www.library.metro.tokyo.jp/

投稿者 takao : この記事へのご意見 (3) : トラックバック (0) : 子育て・教育 : にほんブログ村 政治ブログへ

この記事のトラックバックURL:
http://www.nozakitakao.net/mt/mt-tb.cgi/947

 

ご意見欄

新聞はともかく、あらゆる分野の雑誌をたくさん置く必要があるのか、疑問に思います。
雑誌ってやっぱり雑誌だから、本当に図書館が買う必要があるのかと思います。
(と言っても、週刊誌などよく、読ませてもらっていますが・・)
あと、インターネットも使えるようになっていますが、あれも疑問です。
あとCDなども。
なんでもかんでも、図書館がやっちゃっていいんだろうか?
町の本屋さんがつぶれる原因の一つは、図書館の充実だと思います。
あくまでも、図書館本来の姿を大切にしてほしいです。

投稿者 アッキー : 2006年12月07日 21:56

> 意見や、提言などの生の情報が集まる「知の総合集積館(まちの情報センター)」

ちょっと、どのようなものを想定されているのかよく分からないですが、情報については、まず区政情報でしょうね。これは区のサイトでもっと分かりやすく提供すべきことかと思います。区に不利か有利かという問題にならないよう、職業倫理的にある程度独立した組織であるべきかもしれません。これは、いわゆる公文書館の範疇かもしれませんが、練馬区には、公文書館は無かったような....

図書館プロパーとしては、電子図書館(的なもの)と、在来型図書館の間で、ゆれる時代が来つつあるでしょうね。区政、国政、経営、生涯学習など、調査学習の便宜を図れるセンターは有意義でしょう。その方法は、必ずしも在来型図書館に限らない。ただ、Blogとかもそうなんでしょうが、なかなか定型はまだ見えてこない。なにせ日本は著作権の縛りが極めてきついですし。

図書館・博物館・公文書館がクロスオーバーしていく方向かな、という程度のことしか、とりあえずは思い浮かばないです(区内には、他にも情報系学習系の施設ありますね)。無料貸本屋は、必ずしも悪くないと思います。新聞や雑誌については、ちょっとしたバックナンバー(過去記事)の確認に非常に便利です。家で各紙取ってるような物好き(金持ち)は、そういませんし。もちろん、各図書館で分けて保有していただけるので、十分です(隣接区との持ち合いでも構わない)。むしろ、廃棄が困りものかも。

投稿者 メタボリック : 2006年12月08日 23:26

図書館は、書物が高価な時代にできた過去の遺物だと思っています。
運営者の懐が寂しくなれば、廃館も必要でしょう。
存続させるのならば、有料化にしても良いと思います。

投稿者 いちろう : 2006年12月24日 20:28