「今日のひとこと」トップページ
前の記事:今日の議会では。。。
次の記事:明日の質問の内容は!?

2006年12月01日

一般質問一日目。。。。

一般質問一日目の初日は自民党が2人、公明党が1人、共産党が1人の4人が質問を行いました。

来年に選挙を控えた時期であり、バラマキ的な施策への質問が多かったと感じていますが、これまでみなさまにもぜひ意見を聞きたかった政策についての質問が出ました。

それは「医療費無料化」です。
少子化対策の名のもと、子どもの医療費無料化は自治体が競いあって導入をしているもので23区でも千代田区や新宿区、北区、台東区、港区、杉並区、世田谷区なども中学生までの通院・入院の医療費を無料もしくは無料にすることを打ち出しています。

練馬区はというと、小学校6年生までの入院医療費については無料化していますが通院や中学生は対象外となっています。

さて練馬区議会では自民党や公明党、共産党が中学生までの通院・入院の医療費を無料にとこれまでずっと主張していますが、今日の議会(本会議)では区長が来年4月に練馬区でも開始すると発表しました。ちなみに区民意識意向調査でも希望が多かったことも根拠にあるようですが、その調査は調査方法に問題があり回答を誘導しているところが見受けられるので根拠としては信頼性にかけると個人的に思っています。

では、なぜ私が中学生までの通院・入院の医療費無料化についてみなさんの意見を聞きたかったというと個人的に反対だからです。

個人的には中学生までの入院や通院でも高額な医療費を要する病気やアトピーなどのアレルギー症などには無料化などの施策は必要だと思っています。

しかし、なんでもかんでも無料化するというのは話しが違います。たとえば捻挫などの症状や擦り傷なども無料にすることで安易な診療が増えることは容易に想像できます。また小児科に関しても区内でも地域により偏在性があるとともに十分な病院の数すらない中で、気軽に病院に行けるようになれば、病院のサロン状態を招き本当に診療が必要な子どもがすぐに受けられない状況が生まれます。小児救急なども絶対数が足りない中でパンクするのは目に見えています。

さらに国民医療費は2年連続で最高を更新し04年度は32兆円となっています。2025年には141兆円になるといわれています。医療費の無料化が進むことは病院の利用が激増するということでありその分国民医療費も増加します。これがどういうことを示しているかというと今でも年々上昇している保険料も上昇するということです。結局は負担は増えることになるのです。そして医療費の無料化を現物支給で行う区(自治体)に対しては国は国民健康保険料の国の負担分を減額します。国に減額された額は練馬区が独自に負担しなければならないことから結局は区の行政サービスを行う経費を減らすことになります。

私は前段に述べたとおり必要な部分をしっかりとバックアップすることは必要で「すべて無料化」が問題だと思っているのです。

だからこそ皆さんに聞きたいのは本当にすべての無料化が必要ですか?ということです。たとえば小中学校にもっと予算をかけ教育を充実することもできるのです。保育園を増やしたり、学童クラブを増やしたり、小児救急を増やしたり、児童虐待やいじめ対策、メンタルケア体制の充実などをする必要もあるのではないでしょうか?極端なことを言えば学校給食の無料化のほうがすべての児童・保護者の負担を軽減することになることから平等性は高いといえます。多額の税金で永続的に必要な医療費無料化を行うということは他の事業に回す予算すら奪い取ることになるのです。

本当に必要な子育て支援。医療費無料化が一番だという主張を良く聞きますが、事業を行うことでの区民の負担や将来におけるリスクの議論がほとんどない状況であることから、すこしうがった見かたですが私には目に見えやすい施策であることで子どもを持つ保護者や医師会などに対して選挙で有利になるという下心みえみえの施策だと思えてなりません。

投稿者 takao : この記事へのご意見 (4) : トラックバック (0) : 子育て・教育 : にほんブログ村 政治ブログへ

この記事のトラックバックURL:
http://www.nozakitakao.net/mt/mt-tb.cgi/944

 

ご意見欄

わが家の場合ですが、やはり子どもが熱を出したりすると、すぐに小児科連れていってしまいます。処方された薬を飲みますが、全部飲みきることはありません。(飲みきる前に治ってしまうことが多い)無料だから、気軽に医者に連れて行ってしまうというのは、あると思います。
(救急車も無料なので、タクシー代わりに使われてしまうのが問題だということを、消防署員の知り合いに聞いたことがあります)
無料ってうれしいけど、本当の無料じゃないですよね。
話がズレますが、図書館は図書館法とかで使用料は無料になっていますが、私は入館料を
とってもいいと思っています。あれだけの図書、施設が無料というのは、確かにうれしい。
でも、体育館だって、公民館だって、お金とってますよね。受益者負担はあたりまえだと思います。
ふと、CMの歌を思い出してしまいました。「よ~く、考えよう~。お金は大事だよ~」

投稿者 アッキー : 2006年12月02日 22:04

「(無料化も含めて)必要な人に必要な支援をする」ことは重要だと思います。同時に、「必要のない支援はしない」ことも大切で、限りある資源である税金を使う以上、何でもかんでも無料と言うのは暴論と言うか、ただのバラマキなので反対です。(税金が足りなくなったら増税すればいいじゃん、ってのが国や経済界のエラい人達の考えのようなので、完全無料化に賛成の人は増税にも賛成なのでしょう。)

このタイミングでの無料化決定はどう考えても来年4月の統一地方選対策でしかありえません。「医療費無料化を私が実現しました!」「我が党が実現しました!」と大書された選挙ビラが今から目に浮かびます。まるでその人達のポケットマネーで実現させたかのように・・・
そして選挙の後には区民負担増がやってきます。来年夏の参院選が終わったら消費税増税が控えているように・・・

アッキーさんのおっしゃるとおり「無料ってうれしいけど、本当の無料じゃないですよね」ということにもっとみんな気がつかないといけません。区のお金も国のお金も、元は全部税金じゃないですか。

投稿者 毎日勉強 : 2006年12月03日 13:48

他の区でも似たような状況のようですね
http://kosakaeiji.seesaa.net/article/28635403.html

投稿者 kita : 2006年12月03日 22:27

 我が家は、子どもが小さいとき大病をしたものですから、当時の各種の医療費助成制度は本当に助かりました。いまでも感謝感謝です。なくてはならない支援だと思います。
 ただ、私が利用させてもらった制度は、申請も面倒、審査にも時間がかかるし、制限もありました。同じように入院している子でも制度を使える、使えないという場面を見て、何か理不尽な感じをうけました。また、看病で精一杯なのに、申請書の記入や必要なものの用意など、なかなか大変でした。ですから、医療費無料化ということであれば、こういった煩わしさや制限もなく、スムーズに利用できるだろうとは思います(マル乳のような形になるのですよね?)。
 そうは思いますが、それでいいのかな?とも思います。
 野崎さんの書かれている通り、安易な診療が増え、病院が混雑する、結局保険料の値上がりに繋がるといところを危惧します。でも、スムーズに利用できる、利用しやすい、ということも不可欠だと思いますし、第一、中学生になっても子どもに病気やケガは付きもの。全て家庭の自己負担にするのではなく、社会で支えるということも必要だろうと思いますし・・・。うーん、何とも言えません。ごめんなさい。
 申請や審査・制限のある制度って、とかく「知らない者は損をする」ですし、わかりにくく、とてつもなく面倒で時間がかかる。だから・・「えーい、いっそのこと誰彼構わず無料にしちゃえ!」って所にたどり着くのもわからないではないです。でも、やっぱり本来は「本当に必要な所に必要な支援」であるべきですから、審査や制限は必要。まずは、ITや出張所、民間などを活用した行政事務手続きの簡素化・迅速化や、制度の広報の拡大、必要な要望をすぐに反映できる制度見直しの仕組みが必要であるように思います。
 

投稿者 仙業主夫 : 2006年12月04日 13:05