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2006年11月06日
ルールを守れない人がルールを作れるのか
先月から公共工事を巡り福島県知事と和歌山県の出納長が逮捕され和歌山県知事も事情聴取を受けています。23区内でも江戸川区で職員による不正が入札制度を揺るがしています。
公共工事をめぐる入札・契約制度については議員になる前の記者時代からその仕組みや利権構造の闇を明らかにし税金を食い物にしている仕組みを打破しなければならないと考え、議員になってからは質問のたびに入札制度の改善を訴えています。
では、入札制度の問題とはなんなのかその根本は浅野前宮城県知事がよく言うとおり談合は「仕方がない」「業界保護が大事」「地域の景気と雇用の安定のために必要」といった主張が根強くあることがあげれます。しかし、談合はれっきとした「犯罪」であることを強く認識し、談合がしやすいと思われるような仕組みを徹底的に排除する強い姿勢が不可欠です。
そのことから言えば練馬区の入札制度は改善が進んでいるとはいえ電子入札は仕組みができているにもかかわらず、いまだ本格施行には程遠く、議会の審議でも談合の温床となりやすい業者が一同にかいする現場説明会の廃止について「業者がかわいそうだ」という発言がでるなど「談合が犯罪」であるという認識が強くあるとは感じられない状況です。また、税金の無駄使いという問題に関しても、トカゲの尻尾きりのような揚げ足取りの指摘はままありますが、利権の根本たる入札制度に切り込む声は業界団体に遠慮しているのか本当に小さいものです。
一方で、今回の福島県や和歌山県そして江戸川区での事件を見ていると「議員」がまだ表に出てきていませんが、業界団体との利権に議員が絡んでいないことなど構造的には信じられない問題です。なぜなら「口利きは議員の仕事」との意識はまだまだ政治の世界には根強いものがあるからです。公共工事でなくてもたとえば、施設の申し込みを議員に頼み、議員が役所に圧力をかけ、その結果何かしらのお礼が議員の手に渡るのは立派な斡旋収賄罪という犯罪です。政治家に口利きを頼む側も受ける側も日本の政治の世界は本当にそのようなことが犯罪だという認識が薄いことが利権構造がいつまでもなくならず業界団体のため、一部の人たちのためだけの政治が行われる背景となっていると思えてなりません。
結局は福島県知事にしても和歌山県知事にしても「選挙でお世話になったことへのお礼」というのが明らかになってきていますが、選挙というのは本当に大切なものだと改めて痛感しています。
投稿者 takao
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