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2006年10月26日

視察に来て改めて感じたこと・・・

今日明日は練馬区議会の文教委員会で長崎市と佐賀市に視察に来ています。
視察の目的は長崎歴史文化博物館と小中一貫校について現状を学ぶこととなっていますが、長崎歴史文化博物館は仮称ふるさと文化館の参考にという趣旨で選ばれた視察先です。ちなみに私は視察に関しては湖南市の発達障害支援施策の視察を提案しましたが実現しなかった経緯があります。

さて初日の日程ですが
9時   羽田空港
9時35分~11時20分 長崎空港着
12時20分 長崎駅着
昼休み 長崎市役所に移動
14時  長崎市役所着 担当職員から説明
15時  長崎歴史文化博物館着 視察
16時  現地にて解散
解散後は各議員自由行動ですが私は長崎市の子育て支援や小学校の地域開放について長崎市役所に調べに行きました。

メインの長崎歴史文化博物館は長崎県と長崎市が設置した博物館で総工費80億円となっています。施設は長崎の文化、歴史を学ぶことができる施設なのですが、長崎は日本の歴史の中でも多くの歴史財がある地域であり、その意味では施設の設置目的は理解できるものです。

ですが、長崎歴史文化博物館は歴史・文化を教育のみではなく観光にも活用しようとした施設でありその点では練馬区の仮称ふるさと文化館とは大きく異なります。

また、長崎歴史文化博物館は県内の小中学生や教育利用については無料ですが、一般利用は大人600円の有料施設となります。そのような施設でも利用料金だけでの運営は不可能であり、毎年3億4千万円ほどの税金が運営費として投入されています。
このことに関しては、投入する税金以上に観光などの波及効果で地域経済が活性化すればよいのですが、昨年の実績を見ると入場者数は予想を上回る約29万人となりながら有料の入場者は4、5割ほどしかない状況となります。

一方で練馬区で計画されている仮称ふるさと文化館は総工費は約12億円で年間の運営費は8千万円ほどが予想される施設です。そして長崎のように有料施設ではないため施設維持の経費はすべて税金であり、また観光という面でも多くの歴史文化財がある長崎の状況を見れば練馬区のふるさと文化館で観光振興を図るのは無理があるといわざるを得ません。

いずれにしても、博物館などの運営がいかに難しいものかというのが実感できたわけですが、改めて課題山積みの練馬区で多額の税金をかけて今ふるさと文化館を建設する意義があるのか私には理解できません。

仮称ふるさと文化館についてはブログ(今日のひとこと)で経過や施設の内容、その問題点をお伝えしていますのでぜひご覧になってください。
野崎たかおホームページ 今日のひとこと

P・S今日練馬区関町で警官3人が暴漢に襲われる事件がありました。犯人は母親の通報により逮捕されましたが、世界一治安が良いといわれた時代ではないというのを改めて感じさせる恐ろしい事件となってしまいました。
※ニュース記事
http://www.asahi.com/national/update/1026/TKY200610260226.html

投稿者 takao : この記事へのご意見 (2) : トラックバック (0) : 議員活動 : にほんブログ村 政治ブログへ

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ご意見欄

「仮称ふるさと文化館」は計画を中止してほしいです。この箱ものの建設を望む区民が、いったいいかほどいるのでしょうか?
「文化」というものについてのとらえ方がそもそも違うのではないでしょうか?練馬の歴史だけが文化ではないはずです。未来へ向けて「練馬の文化」を作る時期なのではないでしょうか?はっきり言って、今も昔も、練馬にさしたる文化などないです。
私は、「人づくり」が文化を育てるには欠かせないと思うのです。また練馬区が「人を育てる文化」を持っている区なら、すばらしい区であると思うのです。未来を担う子どもにもっとお金をかけてほしいです。
どうしても箱ものを建てたいというなら、「練馬版キッザニア」を作って欲しいです。それならば、大賛成です。

投稿者 仙業主夫 : 2006年10月27日 13:26

> はっきり言って、今も昔も、練馬にさしたる文化などないです。

はっきり言って、もの凄く悲しいコメントですね。どんな土地にも歴史があり(以下長くなるので略...
要するに、知られてないのです。そこが基本。

さて、1000億円規模の借金がある自治体において、直近の箱物建設の話には非常に懐疑的にならざるをえません。借金が殆どなくなる(?)10年後なら、賛同しないでもないですが(10年後かどうかは、腰だめの数字です)。それと、博物館/資料館の必要性は別と考えます。公文書館もそうなのですが、そういう文化情報施設がまともに存在しないのは、はっきり言ってありえない。練馬区は決してちっぽけな自治体ではありません。

当面はバックヤードの整備に力を入れたらどうでしょうか。文化財の保存設備が(たしか現状は)プレハブだったはずです。箱物に比べれば地味ですが、博物館機能の基本はバックヤードです。情報発信については、出前授業といったものがありえます。いわば、無店舗経営です(店舗を否定しているわけじゃないですが)。

集客力の点からは、そもそも駅の直近でなければ、全然だめです。せめて貫井図書館くらいの(駅からの)距離感が限度です。普通は、図書館と博物館の併設や(荒川区)、新規庁舎とかに博物館を併設するところでしょう(中央区)。石神井は駅から遠すぎます。

あと今すぐ可能なのは、ITでしょうね。電子博物館は今すぐ実行可能で、経費は箱物の1/10でしょう。都内を見渡しても、ろくなサイトはありません。箱物があっても、だめですね。

投稿者 メタボリック : 2006年12月10日 00:47