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2006年09月06日
時間をかけて作るからには・・・・
本日行われた地方分権等調査特別委員会で7月末に行われた(仮称)自治基本条例を考える区民懇談会によるシンポジウムの開催結果が報告されました。来場者数は2日間で計94名です。
さて、この自治基本条例についてはさまざまな考え方がありますが、私はある一定の内容が盛り込まれていること、そして制定プロセスに区民の積極的参加がされていること、議会の積極的な取り組みがあれば必要であるという考えを持っています。
しかし、今回の制定プロセスでは区民懇談会での議論は一年以上にわたり熱心に行われたものの、議会での議論はまだまだ不十分な状況です。具体的には7月に懇談会から提言が出たものの、今年の12月の制定を目指していたため、月に一度あるかないかの地方分権等調査特別委員会で仮に議論したとしても数回で終わりになってしまいます。それでは、十分な議論、そして議会としての積極的な取り組みができる十分な時間があるとはいえません。
今日の委員会では、12月の第4回定例会での議案提出は行わず、引き続き議論を深めていくという方針が報告されたことは、今後議会が積極的に取り組む時間的余裕が生まれたことでもありよかったと思っています。
そして議会が積極的に自治基本条例の制定に取り組むためには、自治基本条例とはを広く学び、先行自治体の状況の研究、そして議会が積極的に関与して策定された際の議会の審議のあり方などを学び、練馬区議会での議論のあり方を考えていく必要があります。そのことから、今日は、議会が議員提出議案として成立させた三重県四日市市議会や4年半にわたり市民参加で取り組んでいる長野県飯田市議会、すでに議会が積極的に取り組み制定・運用されている東京都文京区議会や多摩市議会、神奈川県大和市議会などの視察を行うべきだという提案を行いました。
実際に視察が行われるかは今後の調整ですが、議員提出議案や議会への市民参加が積極的に行われ制定された自治体の市議会と意見交換を行うことは練馬区議会にとっても良い刺激になるはずです。
自治基本条例は自治体の最高規範を定めた重要な条例でもあることから、中途半端な議論で終わらせるのではなく、まずは議会と自治基本条例の関係を議員が学び知ることから、より現実的で有効な自治基本条例ができるのではないかと考えています。
投稿者 takao
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ご意見欄
「練馬区自治基本条例を考える区民懇談会」の懇談会委員をしておりました長谷川と申します。
昨日(9/6)の、地方分権等調査特別委員会を傍聴させて頂きました。少々きつい書き方になるかもしれませんが、感想などを投稿させて頂きます。
議員の皆様には大変失礼な表現かとはおもいますが、正直な感想は「議論になっていない」というところです。たった2時間で、複数の議案をこなすわけですから、致し方ないところかとは思いますが、しかし、多くの時間が行政への質問に費やされ、各議員からの意見や提案も、正副委員長の預かりとなるばかりで、議論にまで至ることはなく、このような様子で、果たして今後十分な議論がされてゆくのか、疑問を抱いてしまった次第です。
私たち懇談会委員には「何様のつもりだ」「区民の代表にでもなったつもりか」といった一部の辛辣な声も届けられました。この投稿をご覧になった方は、もしかしたらこれと同様の思いを抱かれるかも知れません。しかし、それを恐れず、続けます。
懇談会や起草部会で、約1年間、議論を繰り返してきました。行きつ戻りつ、意見の対立もあり、感情的になる場面もあり、それでもひとつの結論を出しました。私は、その結論よりも、議論したことそのものに大きな意義があったと思います。自治基本条例はまさに、そういった議論とその結果反映の手続き、意見収集・反映の手続きを定めるものであると考えます。
「練馬区自治基本条例を考える区民懇談会」がまとめた条例案は、たったひとつの案でしかありません。逆にこれを「区民全体の意見」ととられてしまっても、私たちも困ってしまいます。この「たったひとつの案」をひとつの素材として、さらに積極的な議論が、議会でも、区民の間でも展開されて行かねば、自治基本条例という「練馬の自治を拡充するためのツール」は、全くその意味を失ってしまうように思います。
野崎さんが提案された視察の件は、おそらく委員会での積極的な議論の促しを狙ったものであるように感じましたが、しかし、私は「なぜ視察?」と思いました。各自治体の先行事例はネットでも相当公開されていますし、調べる気があれば、いくらでも調べられます。私たち懇談会員はみな、そうしてきました。
少し話しがずれますが、委員会では、都区のあり方に関する検討会の報告もありましたが、私にはかなりショッキングな内容でした。もしかすると、国や都の政策によって、練馬区という自治体が合併や分割、またはそれ以外の形により、消滅してしまうかもしれないわけですし、地方分権に伴う事務移管や財源移譲のことも含め、やはり今、練馬の自主性が問われていると感じます。練馬がどうあるべきかを国や都に先んじてしっかり議論しておかなければならない時期なのではないかと思います。そういった背景を考えますと、今「視察は練馬区議会にとっても良い刺激」とかいう意識の状態で大丈夫なのか、すでに都区のあり方や道州制も議論がなされている現在において、これから議員の意識や関心を高めてゆこう、ということで果たして追っつくのだろうか、とそう思えて仕方ありません。
練馬における自治のあり方を議論すべき(できる)時期かと思います。これは、政治家が最も政治家らしい仕事ができる大きなテーマであるとも思います。また、区民が議会を身近に感じることができる最大の機会かもしれません。
どうか是非是非、ひとりひとりの議員が、関心を寄せ、積極的な議論を進めるべく、意識をして下さい。今日からでも。こころからお願い申し上げます。
最後に、区議会議員の方々には、ほんとうに失礼な言葉の数々、どうかご容赦ください。
投稿者 元懇談会委員 : 2006年09月07日 12:17
ご意見ありがとうございます。ご指摘の趣旨はもっともであると思います。
こうして区議会の審議がどのようなものなのかじかに感じていただけたことうれしく思います。
たとえば議員同士の討議がなぜできないのか?という疑問もあるとおもいますが、これは議会運営で議員同士の討議は原則望ましくないとされており、行政側と質問する議員のやりとりとするという慣例があります。そしてこの慣例を打ち破ったのが北海道栗山町の議会基本条例です。
こうした仕組みは何十年と区議会で作られてきたものであり、それを改善するには積み上げられてきた時間ほどかからないにしろ相当の時間とプロセスが必要なのは仕方がないものです。そしてだからこそ議員を選ぶことはとても重要なことなのです。
たとえば自治基本条例の審議についてもある野党会派の委員は審議中ずっと席をはずしています。これが自治基本条例への意識の一端でもあるのかもしれません。
視察に関しても、確かにインターネットや文献などで多くのことを学ぶことができ、普段からそうした調査研究を行うのは議員の責務であります。しかし、実際はみなさんが見てわかるとおり議会審議より地域での顔見せなどの選挙活動が重視されているのではないでしょうか?
こうした議会の仕組みは早急に改善せねばなりません。
そのためにまずは議員自らが議会改革を強く意識するようになるしかありません。そのために積極的に議会改革に取り組んでいる議会の議員と話すことで必ず何かしらの刺激を受けるはずです。区議会は最終的に多数決で決まりますので、議会改革を進めるためには多くの議員が問題意識を共有しなければなりません。そのために必要なことは遠い道のりに見えてもそのプロセスを経なければ、今の議会構成では決して前には進まないのではないでしょうか?
「議員の仕事とは何か」それが問われているのだと思います。そして今のままでは確実に政治はよくなりません。区民懇談会での議論をずっと見てきた私としては憤りは良く理解できます。今の区議会の審議は物足りないのも痛いほどわかります。ですが、自治基本条例をしっかりとしたものにするためには議会の積極的な取り組みが欠かせないのです。だからこそ時間ができたことは良かったとも思っています。
開かれた議会ができれば、こうして議会を見た区民の意見が多くなります。そしてそうした声は必ず議員を動かします。積極的に情報が発信される練馬区議会になるよう、今後も議員として積極的に取り組んで行きます。お仕事や生活でお忙しいと思いますがどうか、今後も区議会に関心を持ち積極的に意見をいただければと思います。
区議会を構成するひとりの議員としてご意見・ご提案をしっかりと受け止め議会改革を進めて行きます。
投稿者 野崎たかお : 2006年09月07日 12:53
長谷川です。野崎さん、お忙しいところ早速のレスポンス、感謝致します。
「練馬区自治基本条例を考える区民懇談会」の懇談会委員として、議会のあり方についても考える立場であったにもかかわらず、そういった「議会の慣例」があることは全く知りませんでした。恥ずかしい限りです。知らぬ事とはいえ、「議論になってない」などと、区議会議員の方々に対してずいぶんとひどい言い方をしてしまいました。申し訳けありませんでした。
言い訳ではありませんが、議会では多くの議論が為されていると思っている区民は非常に多く、逆にそういった慣例があることを知っている区民は極めて少ないのではないか、と思います。ここを見ている区民の方がそのことを知って頂けたなら、私の恥も、少しは意味があったかも知れません。
また、なるほど、野崎さんが視察を提案された意図もよくわかりました。
議会の慣例なるものを差し引いて、改めて傍聴した地方分権等調査特別委員会の様子を思い出してみると、野崎さん以外にも議会改革が必要であるとお考えの議員も、何人かはおられるように感じました。きっと他にもおられるでしょう。その貴重なご意志や思いを、区民ももっと広く知ることが出来る機会があると良いなと思います。
中から変えるというのは、とてつもなく大変なことであると思いますが、野崎さん、どうかがんばってください!!もしかしたら孤軍奮闘なのかもしれませんが、僅かずつでも議会のありようが改善されることを期待しつつ、一区民として応援しております。
私ももっと、議会に関心を寄せたいと思います。それが「私が出来る自治の拡充」のひとつなのかもしれない、と思った次第です。
投稿者 元懇談会委員 : 2006年09月07日 16:53