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2006年08月30日

続・児童扶養手当

昨日の「今日のひとこと」では児童扶養手当についてお伝えいたしましたが、先進諸国の中での子育て支援の状況を見ると日本の社会保障における「子ども関連」の給付は際立って低いものとなっています。

そこで児童扶養手当で国際比較をしてみると
日本 2006年度から小学校6年生まで(母子限定・所得制限あり)
フランス 第二子から20歳まで支給(月額15000円程度)
スウェーデン 第一子から16歳まで
ドイツ 第一子から第三子が対象で18歳まで
となっています。(平成17年度少子化社会白書より

なぜ日本において「子ども」関連の給付が低いのかは「子育てはもっぱら親ないし家族が行うもの」という意識が政治・行政のなかに強く根付いているからといえます。

また、子育て支援については現金給付や子どもを預かるといった事業のメニューの充実がメインとなっていますが、生活に必要な衣・食・住の中で「住」に関する支援が抜け落ちてしまっている感があります。イギリスでは社会保障というと通常housingすなわち住宅を指し重要な位置づけとなっています。

練馬区や東京都でも区営住宅や都営住宅にてほんのわずかですが子どもを持つ世帯に優先的に入居させる制度ができつつありますが、まだまだすずめの涙ほどのものです。

子育て支援と住宅政策というのは実は密接に関連しており、安価でしっかりとした住宅を確保できると子どもを生み育てやすい環境となるとも言われています。

また、別の面から見ても子育て世代は勤労世帯であり自治体にとっては財源である住民税の増加に寄与することにもなります。このことは、ある一定の子育て期間に対して住宅支援を行うことで、貯蓄がたまりそして当該自治体内に持ち家をもつことを促す効果も考えられます。これはいわゆる社会保障のもらい逃げ(福祉施策がよい自治体に必要な時期だけ暮らす)といったことをなくししっかりと税収を確保するといった効果も期待でき、税収が安定することで高齢者などの福祉財源も充実するはずです。これは渋谷区や港区といった金持ち自治体の財政構造を見れば明らかであり、このような長期的政策は子育て世代やその他の世代、そして行政にとってもWIN・WINの政策だといえます。

いずれにしても、子ども関係の社会保障はこれまで極端に遅れていましたがこうした政策の転換こそがこれからの社会に必要なのではないかと考えています。

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ご意見欄

なるほど、多いに共感いたしました。応援いたします。

投稿者 わらべ : 2006年09月03日 12:06

 「子育て支援にお金をかければ、子どもはふえるのか?」というところ、すみません、かなり疑問に思っています。
 といいますのも、私と妻の友人はみな40歳前後です。その中で結婚している友人は半数にも満たない状況で、さらに子どもがいる者は、8分の1です。友人達に「なぜ結婚しないのか、なぜ子どもを作らないのか」と問うたことがあります。その答えは
「結婚にメリットを感じないから」
「ひとりで過ごすことに何も不都合がないから」
「やっぱり結婚より仕事。仕事楽しいし」
「こどもの将来に希望が持てないから」
「こどもが嫌いだから」
「自分が子どもだから。子どもが子どもつくるのは変!」
終いには「犬を飼っているから子どもはつくれない」というのまでありました。
 なにか、国や自治体の政策うんぬんとは、全く別の次元に、「結婚しない、子どもをつくらない」という理由があるように思うのです。
 そんな話題で友人達と話していたとき、「正直なところ、これ以上、人間との関わりを拡げたくないんだよね」というのがいて、みな(独身者)、大きくうなずいていました。
 これは特異な例なのかも知れませんが、なんだかとてもショックでした。でも、なーんとなくうなずける部分もあります。
 子どもを生む・生まない、結婚する・しない、という人間の営みそのものに対して、これをそもそもコントロールしない、という政策が、今の国の政策なのであれば、いろいろな部分で納得できてしまうところがありますし、そうでないとしても、コントロールができるかどうか、また昨今の出生率の減少をコントロールで食い止められるのか、身近な様子などを見ていると、どうも疑問ではあります。
 それはそれとしても、しかし、子どもや子育てにお金をかけなさすぎであることは、確かであるとは思いますが。
 

投稿者 仙業主夫 : 2006年09月04日 14:22

わらべさん、仙業主夫さんご意見・ご提案ありがとうございます。
今の社会を維持するために生むことを推奨するようなことはあってはならないのですが、現在の多くの議論をみるとそのような観点からのニュアンスが強く感じられてなりません。大切なのは生きることの喜びを感じられる社会、そして子どもたちが生まれてきたことに喜びを感じ将来に希望を持てる社会をどのように作っていくかなのだと思います。

抽象的かもしれませんが、私の同世代から「何のために生きているのかわからない」というような言葉を何度か聞いたことがあります。日本の自殺者数は年間3万人を超え先進諸国の中でも突出した高さを記録しています。

このような問題点をどう解決していくのか、その答えを多くの皆さんと考え導き出していきたいと思っています。これからもどんどん意見交換をしていきましょう。

「正直なところ、これ以上、人間との関わりを拡げたくないんだよね」という言葉とても悲しいですが、本心なのですかね?。最近のインターネットや携帯電話の隆盛を見ると、人とのつながりを求めていないようで、本当は強く求めているのが今の社会なのではないかと思ったりもしますがどうでしょうか?

投稿者 野崎たかお : 2006年09月04日 15:01

 「人とのつながりを求めていないようで、本当は強く求めている」。
 なるほど!確かにそうかもしれませんね!そう考えるといろんなことが、すごく納得がいきます。
 事象はやはり一方向からだけでなく、違う方向からも見てみなければ真実はわからないのかもしれませんね。いやはや、勉強になりました。
 やはりこういった意見交換は貴重ですね。たくさん学ぶことがあります。議員ももっと区民と意見交換をして、学び、考えてほしいものです。そして、多くの意見交換から導かれたものを、区政に反映させることが務めと考える、そんな人が議員に選ばれてほしいと切に思います。

投稿者 仙業主夫 : 2006年09月05日 10:55