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2006年08月02日

議員が好きだから改革ができる

これまで何度かお伝えしている「議会基本条例」(過去の記事はコチラ)ですが、今日は北海道栗山町議会で議会基本条例の成立の鍵となったともいえる中尾議会事務局長と意見交換をしてきました。

栗山町の議会基本条例の最大のポイントは議会の活性化ということが挙げられますが、この議会の活性化とは何を持って「議会の活性化」というのかを明確にしなければならずそのための条例だともいえます。たとえば議会内で議員同士の自由討議を行うことや議員の質問に対し市長等が反問権を行使できるなど議論を活発化する仕組みもそのひとつでしかありません。栗山町の議会基本条例の最大の狙いは議会主催の議会報告会や陳情・請願審議への町民参加、町民や団体との意見交換のための一般会議(公開)などの「議会への町民参加」の仕組みだといえます。

また、町民参加を促すために町内のほぼすべての公共施設で議会中継を見れるようにしインターネットやケーブルテレビなどでも放送しています。これは町民参加を促すためにはまずは「議会は何をやっているのか」というのをすべて透明にする必要があったからだといいいます。

そうした議会の情報公開を進めていった結果の集大成が議会基本条例だといえるのかもしれません。

では、なぜ議会への町民参加が必要だったのかというと「昔と違い個別の問題などについては議員より町民のほうがはるかに専門的な知識を持っていることがたくさんある。その力を活かさないのはもったいない。議員も選挙で町民から白紙委任を受けたと受け取らず積極的に町民の知識と経験を政治に取り入れるべきでその仕組みを作りたかった」という背景があったようです。

実際の条例制定のプロセスでは「議員間の自由討議など非公開の場でも良いのではないか」という議論もあったようですが、その際は議会が出した結論がどのように導き出されたかのプロセスがわからなければ、その結論に対し納得は得られないと説明責任の明確化という意味も含めてすべて公開となったようです。

その他にも特筆すべきところは多々あるのですが、やはり栗山町の議会基本条例の制定の背景には議長の改革へのリーダーシップと、議会事務局長の議会改革への思いが大きなポイントだったといえます。

議会事務局というのは議会改革の際には必ずその必要性を指摘されているのですが、問題はあくまでも役所の職員が配属として議会事務局の仕事をしていることから、異動で議会事務局から役所に戻ることを考えれば、役所を困らせるようなことはせずに穏便に議会進行をしていくということをしがちになってしまいます。これは組織論的にしょうがないことだといえます。ですが、中尾局長は議会のことは議会で決めるという方針であり、その点に関しては役所にも口は出させないということを徹底しています。これは議会改革を進める上で大きなことだと言えます。

そしてなぜ議会改革に力を入れるのかという問いに対しては「何かを成し遂げようと希望を持ち活動する議員が好きであり、議員を信じているから」と語ってくれました。

いずれにしても、議会改革というのは議員だけではなく議会事務局も一体とならなければできないと感じたところですが、議会事務局がやりがいをもって望める職場とすることことがまずは練馬区議会の改革の一歩なのかもしれません。

もうひとつ、栗山町では小中学校全校で議会中継が見れるようになっているのですが、教育の場でどのように議会放送が活用されているのか、その点も今後調べていこうと思います。

投稿者 takao : トラックバック (0) : 地方分権 : にほんブログ村 政治ブログへ

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