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2006年07月10日

議員の仕事に対する市民の意識

週末に「地方議会」をテーマにしたシンポジウムに参加してきました。

このシンポジウムは昨年に引き続き2度目の開催で、名古屋市の議員有志が全国の地方議員をパネラーとして呼び、各地の地方議会の現状を報告を聞いた後、「地方議会のあり方とは」を市民とともに考えることを目的として行われているものです。

さて、大森 彌教授が行った基調講演でなるほどと思うことがありました。それは、地方議員の求められる役割について支持者などの要望を実現するため首長を支える与党化の傾向を見ることができるが、本来の議員の役割とは行政が企画・立案した政策の追認ではなく、議員が企画・立案し実現していくことであり、企画立案こそ議会の使命だということです。

たしかに、議会で審議される議案の9割近くが行政側からの提案であり、今の議会は行政が提案してきた議案に対し意見を述べるにとどまっています。首長と議会がともに市民に選挙で選ばれる二元代表制であることは、お互いが市民の声を行政施策に反映させることでもあります。全国の地方議会を見ると最近は議員提出議案も若干ですが増えていることから、少しづつですが議会が政策の企画・立案という本来の機能を取り戻し始めているのかもしれません。ただ、残念ながら練馬区議会では一向に進んでいませんが・・・・・。進まない理由を分析して改善していかねばなりません。

一方で参加している市民の方から「議員は本来ボランティアでやるべきではないのか」という質問が出ました。これは、ヨーロッパなどでの形をイメージした意見だといえるのですが、アメリカのように報酬とさらに秘書数人を認めている国もあり、一概に議員がボランティアであるとはいえません。それこそ、議員に対する役割、議員にどのような仕事を求めているかによるものだと思うのです。

たとえば、市民の声を政策に反映させるのではなく御用聞きのように行政に伝えるだけの存在であれば、専門的な知識もいらず、誰でもできることからボランティア的存在で良いのかもしれません。一方で市民の声を政策として企画・立案し具体化していくことを議員に求めるのならば専門的な知識や調査・研究が必要なためボランティアでは荷が重く、そのような人材が生活を犠牲にしてまで議員になるかといえば期待できないといえます。

結局は、自治体ごとで市民が議員の役割に何を求めるかであり、御用聞きの役割を議員の仕事とする自治体があっても、そうではない役割を求める自治体があってもそれこそ自治の問題なのかもしれません。

いずれにしても、今の地方議会が市民からに満足されている状態にあるかといえばそうではないことは明らかなのは間違いないので、なぜ、信頼されないのか、その原因はどこにあるのかを、しっかりと分析し一歩一歩でも問題を改善していかねばなりません。

投稿者 takao : トラックバック (0) : 議員活動 : にほんブログ村 政治ブログへ

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