「今日のひとこと」トップページ
前の記事:一般質問三日目
次の記事:地方分権の議論で忘れられているもの
2006年06月15日
練馬区福祉コミュニティバスの今後
健康福祉委員会にて練馬区が福祉園のバスを利用して行っている「練馬区福祉コミュニティバス」の運行計画検討委員会の検討結果が報告されました。
この福祉コミュニティバスは交通不便地域の解消と障害者と他の区民がふれあうことでの社会参加を同時に実現しようとスタートした事業ですが、その理念と目標はすばらしいものがある一方で、福祉園の送迎バスを活用しているため、運行できる時間帯が少なく、一便あたりの利用者平均は2人前後という状況です。
一方でバス事業自体についての利用者満足度調査では、事業の趣旨について8割以上の賛同が得られているものの、運行サービス面については時間帯、頻度に関する改善要望が7割に達しています。
こうした結果を見ると内を改善する必要性があるかが具体的に見えてきます。
改善点としては路線・頻度の二点が上げられ、この二点が問題となっている背景には自由に利用することができない福祉園の送迎バスという車両の問題となり、言い換えれば自由に利用できる車両さえあれば改善はできるということになります。
その場合、福祉園バスで理念として掲げていたひとつの「障害者と他の区民とのふれあい」については福祉園バスでなくとも路線やバリアフリーなどの活用により障害者が使いやすい車両や路線とすれば理念の実現は可能であるといえます。
そのことから、この問題はバスの車両にこだわるべき問題ではなく、理念と目的をどう達成するかという議論に変えていく必要があります。でなければ危惧している問題として、公共工事と同じで行政は一度始めた事業がいかに機能していなくともその改善点を認めず、利用を増やすための広報活動などの費用を使い続け、結局は利用もあがらず、追加でかけた経費も水の泡になってしまうという例が多々あることです。そのことからすれば、こうした調査報告は方針を転換するチャンスであるといえます。そして議会の役割というのは行政が引くに引けない状態になっているときに、その状況を攻めるのではなく、いかに改善をするかというバックアップをすることであるともいえます。
いずれにしても、コミュニティバスはニーズが高い事業でもあることから、目的や成果を達成するという趣旨に立ち返り、新たなステップを踏み出さなければなりません。
ちなみに、採算性については他の自治体の状況をみれば大きな財政負担を伴うものではないことが明らかになります。
例 すぎ丸(杉並区)
投稿者 takao
: この記事へのご意見 (2)
: トラックバック (0)
: 暮らしと安全
:
この記事のトラックバックURL:
http://www.nozakitakao.net/mt/mt-tb.cgi/717
ご意見欄
現在は品川在住です。以前の高尾山学園のブログからずっと野崎さんのページを読ませていただいております。特別支援教育、また、不登校児のための高尾山学園のような学校、
ほんの少し発達障害があったため、不登校になってしまう子どもも多いです。
高尾山学園創立以来、公立ではどこもこのような学校の設立の話をききません。フリースクールでこのたび認可された葛飾のシューレ学園、横浜 私立の星さ学園、小田原のライナス学園・・。八王子の高尾山学園のような学校が東京都区内にあればどれだけ、子どもたちが救われ、ひいてはニートにもならず(ニートがいけないと言う意味ではない)自信をつけれる教育ができると思います。このあたり、練馬の計画、野崎さんのお考えはいかがでしょうか?
そのような親は、現在住んでいる地区から引越しをしても、子どもの為の学校を考えると思います。私もその親の一人です。
投稿者 品川ママ : 2006年11月05日 18:26
品川ママさん
コメントありがとうございます。高尾山学園のような取組みが公立であまり進んでいないのは、そこの自治体の姿勢が大きく影響しているといえます。八王子の取組みが実現したことも市長の公約だったことからトップダウンで実現した背景があり、そのように強いリーダーシップを発揮すれば可能であるはずのものができていないのは、現在のリーダーたちの意識の問題だということができます。
では、練馬区ではというと高尾山学園のような公立学校の設立という話しは計画にもありません。個人的には学校の統廃合が必ずやってくることからその際校舎を利用すればできるはずと考えていますが、いち議員という立場では市長のような権限も無く地道に必要性を訴えていくしかないというのが現状です。
いずれにしても諦めてしまっては終わりですので実現するために必要なことを乗り越える手法なども研究しながら必要性を訴えていく考えです。
こういったことは自治体だとすぐに財源の話になり。東京都がやれば良い、国がやればいいと責任のたらいまわし的なことがまま起きますが、そうしている間にも子どもたちの時間が過ぎていくということを政治や行政・教育関係者などがもっと認識し行動するべきだと思っています。
答えになっているか分かりませんが、これからも気軽に意見交換をしながら実現の道筋を力をあわせて考えていければよいですね。
ありがとうございます。
投稿者 野崎たかお : 2006年11月06日 15:26