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2006年05月22日
巧妙な汚職の構図
今、神戸市では自民党のボス議員があっせん収賄罪で逮捕され、その関連で他の自民党議員(逮捕された議員の息子)も逮捕されるなど大変な問題がおきています。
その汚職の手口を検証するために今日は日帰りで神戸で開催された都市政治研究所と神戸市議会の無所属の会派住民投票☆市民力が主催した勉強会に参加してきました。
今回の汚職の構図は自民党の当時の団長(幹事長)が大阪の業者による新規の産業廃棄物処理施設の建設計画に際して既存の産廃業者から新規の業者が進出できないよう設置許可を出さないように依頼し行政に圧力をかけたり議会で関連する質問を頻繁するなどして、神戸市産業廃棄物処理施設指導要綱を改正させ、事実上新規業者が参入できないようにし現金300万円を受け取ったという流れになっています。
ここでまず「要綱」というのがまず第一の隠れみのになります。要綱というのは条例と違い法的拘束力を持たない自主ルール的なものなのですが、条例の場合制定も改正も議会の議決が必要になりますが要綱は制定も改正も議会の議決を必要としないため議会が関与できないものとなっています。そのことから議会で頻繁に要綱の改正を主張する質問をし、さらに所属する会派の他の議員にも質問させるなど執拗に迫った経緯があります。また、要綱というのは行政が設置する審議会の答申を受けたりするのがパターンなのですが、ここでも自分の所属する会派の議員に質問をさせていたといいます。
このことから議会を公式に経由しない「要綱」と「審議会」という二つの隠れみのを巧みに使い不正を行っていた極めて悪質なケースといえます。さらには自分の息子(議員)をこの問題を審議する委員会の委員長に添えるなど上げればきりがないほどです。
勉強会では神戸市の議員からの報告もあったのですが、その中で印象的だったのは反省も込めて「当時の会議録を見ると普段発言しない議員が、いきなり専門的なことを積極的に発言しているなど、その当時に何か裏があるのではないかと気づくチャンスはあった。もっと普段からしっかり調査しなければならない」ということです。確かに練馬区でもめったに質問しない議員もいるわけで、重要な予算や決算の審議でも発言ゼロの議員もいるのが実情です。そういう議員は公式な場では発言していないわけでどこで自分の政策を主張しているのか不思議でなりません・・・・・。また、普段専門的なことを言わない議員が突然普通ではわからない専門的なことを発言するということは確かにどこかからの入れ知恵があると思っても不思議ではありません。
勉強会には他の自治体から50人近くの議員さんが参加し、自分の自治体での似たような問題などの報告やその後の状況などの報告もあるなどとても有意義な勉強会となりましたが、雑談の中で「逮捕された議員が仮に刑務所(服役中)から立候補(法律的に可能)しても絶対当選する」という話を聞いたときに(過去に和歌山市議会議員選挙で逮捕された元市長がトップ当選した事例がある)有権者はいったい何を政治に求め何に期待しているのかと思い悩んでしまいました・・・・。ですが昔と違い議会活動の情報公開は格段に進んでいます。そのことから選挙活動を中心にし議会活動を軽視している議員と地道に勉強をし議会活動を中心に活動している議員は会議録などの発言のクオリティを見れば一目瞭然であり、議員がパフォーマンスを繰り返すだけで当選できるような時代はもうすぐ終わるはずだと個人的には信じていきたいと思っています。
投稿者 takao
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