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2006年03月09日

公共施設にかかるコスト

今日は教育費の議論が行われました。

この教育費ではこれまで何度も取り上げてきた施設建設関係の経費が計上されており、今日は豊玉・中村地域交流スポーツセンター・ふるさと文化館・南田中図書館の箱物3点セットについての質問を行いました。

まず、今、練馬区ではこれまで建設した施設の改修・改築が迫っており、それら施設の改修にかかる経費をざっと見積もっても約2000億円近くが必要だといわれています。

そんななかでの新しい施設の建設となるのですが、建設費以外で施設が一つ出来ることでどれぐらいの経費がかかるかを知っている人は意外と少ないといえます。

今日の質問ではあらあらの数字ですが施設の耐用年数である60年間にかかる費用として
【豊玉・中村地域交流スポーツセンター】
ランニングコスト 90億円(60年分)
施設改修コスト 21億円
金利       6億円
合計 117億円(建設費除く)

【ふるさと文化館】
ランニングコスト 48億円(60年分)
施設改修コスト 7.6億円
金利       1.4億円
合計 57億円(建設費除く)

【南田中図書館】
ランニングコスト 46.2億円(60年分)
施設改修コスト    3億円
金利       0.48億円
合計 49.8億円(建設費除く)

と3施設で約224億円の維持費がかかることが分かりました。
また、単年度での3施設のランニングコストは3億700万円となるのですが、問題はこの3億円は施設建設後毎年かかる維持経費であり、どのようにこの維持費を捻出するかということです。実際の区の財政状況を考えれば新たに税収が増えるわけでもなく、今ある財源のなかから3億円を毎年捻出しなければなりません。このことは、他の何らかの事業を3億円分削ることを意味します。
では、建設決定前に維持費を具体的にどのように捻出するのかの議論がされているかというと、それは出来てからという状態で、このことから施設を建設するに当たっての長期的な見通しがあまりにも甘いというのが個人的な実感です。

新しい施設が出来れば区民は喜ぶかもしれません。しかし、施設を作るにあたっての経費をどれくらいの区民が理解しているのでしょうか?かかる経費を知らないで、「施設を作ります要望を言ってください」となればその要望は限りなく広がるのは当然であり、そのような形を続けることは、最終的に重い負担を将来に先送りすることになるのです。

今ある施設の改修改築で区はとても重い負担を抱えています。そして新しい施設ができれば新たな改修の負担も生じてきます。そして、高齢化社会・少子化社会を迎えるにあたって、安心して暮していける環境作りに必要な施設というのも今後多く出てくることでしょう。そのような時代だからこそ、公共施設の建設にあたってはどれくらいの建設費がかかり、維持費がどのくらいかかるのかを区民に示し、区民と行政が一緒になって考えなくてはならないと思うのです。

行政が行う行政サービスにかかるコストの原資は税金です。それは最終的に区が負担に耐えられなくなれば区民が担わなければならないことを意味します。だからこそ、本当に必要なものは何かをみんなで考えていかねばならないのではないでしょうか。

投稿者 takao : この記事へのご意見 (1) : トラックバック (1) : 議員活動 : にほんブログ村 政治ブログへ

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はじめまして 日刊勝ち組スポーツ編集の速水と申します。 先ずは一方的なTBをさせて頂きましたことお詫び申し上げます。 前回、大変好評でありました「政治... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2006年03月10日 19:12

 

ご意見欄

1500億円もかけて建設した新都庁は築15年なのに雨漏りがひどく、天井裏は青いバケツとビニールシートという有様。今後30年の修繕費は1000億円という試算だそうです。
http://www.kentsu.co.jp/tokyo/news/p01751.html
デザイン優先でメンテナンス費用をまったく考慮せず、莫大な費用をかけてハコ物を作った結果がこれです。
そんな中で東京にオリンピックを招致しようという動きが区議会でも出ていると小耳に挟みましたが、またぞろ体育館や競技施設の整備を便乗して行おうという魂胆なんでしょう。
都も区も住民に美味しい夢ばかり見せて、それに伴う負担については何の説明も無い。不誠実としか言いようがありません。都の負債が数兆円(一説には10数兆円)に上る中で、練馬区までもが放蕩財政では田舎に引っ越すしかありませんね。

投稿者 毎日勉強 : 2006年03月14日 20:54