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2006年03月06日

疎まれても言わなければならないこともある

今日は児童青少年費・環境清掃費の質疑が行われました。

児童青少年費での議論では保育園の委託問題でいくつか質問が出され、光が丘第8保育園の運営状況が事業者の保育士の退職者が相次いでいるなど問題点が多く指摘がなされました。

実際に私も全ての質問時間をこの問題に当てました。質疑のなかでは事業者を撤退させ直営に戻すべきだという論調の意見もありましたが、私の考え方は異なるもので、なぜこのような状況になってしまったか、その原因を解決しない限り、いつまでたっても保育園は混乱し子どもたちの負担が大きくなってしまうということです。

そして、その原因とは、一つはっきりいえるのは、性急な委託を進める背景には区内部での労使対立があり、区としては時間をかけて委託を進めては職員組合の反対が激化することから、強引にでも一気に進めていきたいという思いから短期間の委託実施に突き進んだことは間違いありません。

ここで思うのは実は保育園の委託化の大きな問題は、本来、労使間で解消すべき問題を労使間だけでは解決できないとして、労使共に区民や子どもを巻き込み混乱をより加速化しているということです。

こういう状況の中では実際の引継ぎの現場でも、本来委託を撤回させたい職員が、委託事業者の新職員に対し好意的になるはずはなく、そのような状況では引継ぎに対する保護者の不安は高まると同時に引継ぎ自体がうまくいくはずがありません。

では、一体どうすればいいのか、その解決策を示さなければなりませんが、現実的に見て直営に戻すということは今の区の区政運営を見れば100%ありえないことがわかります。そうなると事業者を変えるか、今の事業者がしっかりと運営できるように区が全力でフォロー体制の充実などバックアップ体制を整えるかの2点が考えられ、後者は現実的にも可能なことだといえます。

しかし、区が委託に向けて保護者との約束を反故にしてきたことも事実で大変な問題であるといえます。ですが、今はその責任論を追及しているよりも毎日を保育園で過ごす子どもたちがいかに安心して過ごせる環境を整えるのかを各々の立場の人たちが共通の認識として第一に掲げ取り組んでいくことが重要だと私は思うのです。

この問題に関してはいろいろなご意見を持っている方も多く、今回の私の質問に対しては批判も出てくることでしょう。ですが、今何を一番守らなければならないのか。そのために出来ることは何なのか。ボトルネックになっている問題は何なのか。それをはっきりさせ、一日でも早く安定した運営を確保しなければならないと思っています。

投稿者 takao : この記事へのご意見 (7) : トラックバック (0) : 議員活動 : にほんブログ村 政治ブログへ

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ご意見欄

結局は子どもが犠牲になるのですね。
光が丘第八保育園の場合は、引き継ぎもしたし、その後、区職員が「フォロー」という形で
残っているのに、なぜ、こうなってしまったのでしょうか?私が思うには、区直営の保育園を
「保育内容を同じまま、レベルをおとさずに民間委託」というのが、そもそも無理だと思います。普通に考えて・・。
それにしても、区はこれからどうするつもりなのか・・。ますます、不安になってきます。

投稿者 アッキー : 2006年03月08日 13:49

光8の保護者です。光8の保育士の皆さんの名誉のために申し上げますが、この過酷な状況のなか、区職員の保育士の皆さんも保護者も涙をのんで、誠心誠意、子供たちに負担にならない、良好な状態の引き継ぎをしようと心を配っています。業者側の職員の皆さんも、それに応えようとしています。しかし、こんな現状です。見通しの甘い行政と業者に対して不安は絶えません。それでも、それでも、子供を犠牲にするわけにはいかないのです。

投稿者 がじゅ。 : 2006年03月10日 21:24

光8に子どもを預けている保護者です。
「実際の引継ぎの現場でも、本来委託を撤回させたい職員が、委託事業者の新職員に対し好意的になるはずはなく、そのような状況では引継ぎに対する保護者の不安は高まると同時に引継ぎ自体がうまくいくはずがありません。」と書かれていますが、ご自分の目で確かめて書かれたことなのでしょうか?
光八の区保育士さんは、大変な状況であっても、本当に子どもたちのことを第一に考え、毎日の保育も、引継ぎについても子どもに負担のないような方法を模索しながらしてくださいました。業者の各保育士さんも、それに応えようとしているように思います。
見通しの甘い行政と業者自体に、不安を感じています。

投稿者 光8保護者 : 2006年03月10日 22:51

↑光8保護者さんと同感です。労使問題をここで大きく取り上げることは、おかしいと思います。また、引き継ぎは区職員が精一杯、全身全霊で行っていると聞いています。「区職員が委託事業者職員に好意的になるはずがなく」という表現は何も知らない区民におおきな誤解を与えることになります。区民の代表である議員さんは、きちんと確認した上で発言していただきたいと思います。この記事で大きく傷ついた方も多くいると思います。

投稿者 アッキー : 2006年03月11日 17:39

怒りを覚えます。本当の原因は労使問題ではないと思います。やはり、大切な子どもたちにかけるお金をケチった行政にあると思います。子どもが犠牲になるのは分かり切っていたのに、強引に進めた区政に問題があると思います。それを、労使問題にすり替えるのはおかしいです。

投稿者 いち保護者 : 2006年03月14日 21:21

「区政」って他人のように言いますが、その区政を運営する区長を選挙で選んだのは区民です。議会に文句を言うときは、その議会は区民が選挙で投票した議員しかメンバーになれないことを思い出してください。つまり、本当の原因は区民がそんな人たちを選挙で選んだということです。厳しいことを言うようですが、解決策は次の選挙で区民が自ら示すしかありません。それが民主主義というものです。

投稿者 毎日勉強 : 2006年03月14日 22:40

いろいろなご意見を頂いておりますことありがとうございます。政治が子どもたちの政策に資金を積極的に投入してこなかったというのは事実であり大きな問題だと思っております。

また、民間委託の問題と労使問題ですが、この件に関しましては保育園の委託問題だけでなく行政改革による全ての施設の民間委託の問題は公務員の削減の問題が本質にあると思っております。例えば、区民館などで、夜になると受付の人がシルバー人材センターの方になっていることなどがあった時代がありましたが、それがなぜ、夜は公務員ではなくシルバー人材センターの人なのか。そこにはコストを超えた公務員の労働問題の大きな障壁があることが一つに考えられます。その他にもなぜ民間でできていることが公立で出来ないのかといったことはたくさんありますが、それは公務員の人件費の予算を増額すれば解決するといった問題ではなく、あくまでも労働問題があると私は考えております。なお公務員の職種の中にはケースワーカーなど普段の仕事で生命に危険を伴う職場もありますので公務員=厚遇などと短絡的にすべてを一概に捉えているわけでもありません。

いずれにしても、頂いた意見のとおり子どもたちが犠牲になってしまっている現状は間違いなく大きな問題だと私も思っております。それをいかに改善するのかが私の議員としての責任だとも考えており、反対や改善を求めはしたが結局改善されなければ議員として成果を上げられなかったのと同じであると思っております。そして常々思うのは選挙の際にお約束した公約や未来へ借金を先送りすることが止められなければ、責任を明確にする議員でありたいとも思っております。

投稿者 野崎たかお : 2006年03月14日 23:08