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2005年09月13日

根が深い問題としか思えない

昨年末に練馬区の職員が公共駐車場の料金を着服した事件が発生したばかりですが、今日、生活保護費を練馬区職員が着服していた事件が明らかになりました。

事件の概要は、生活保護費の支給の必要がなくなった人の生活保護費を、引き続き保護費を支給していると装い76万8千730円を着服したものと、支給が必要のない状態にある人の支給停止を行わずに9万4千720円を着服し、合計86万3千450円の公金を平成14年4月から17年3月までの間に着服していたという内容となっています。

事件を起こした当該職員は懲戒免職となり被害額も全額返還されていますが今後は告訴していくことになります。

このような事件がおきてしまい区政に関わるひとりとして区民の皆さまには大変申し訳なくお詫びを申しあげます。

今回の事件をうけて改めて思うのは、事件を起こした個人の問題であると同時に組織の問題でもあるということです。組織というのは個人で構成されており、一人の人間が不祥事を起こせば同じ組織に所属する真面目に働いている個人も、外部から不信の目で見られることになります。だからこそ、組織の規律をしっかりと定め、守らねばならないのですが前回の事件のときにも感じたことですが、役所は身内に甘く家族主義的な雰囲気が蔓延している気がしてならないのです。

よく組織論を語るときに「働きアリの理論」というものが出てきます。これはどんな組織であれ、多くの人が一生懸命働くが、一部仕事を怠ける人が出てくるのは組織の定めというものなのですが、社員の賃金を自らの利益で支払う民間であればそれでよいのかも知れません。しかし、役所というのは税金によって運営されている組織であり、民間と同じような組織論が通じるところではありません。だからこそ「働きアリの理論」のような環境を役所で認めるわけにはいかないのです。

そして、民間で仕事を怠けていれば自然と仕事がなくなりリストラの対象になります。しかし、公務員の世界ではリストラという概念が存在しないため仕事を怠けていても、他の職員がその負担をカバーするだけで仕事をしない職員がリストラをされることはありません。このような環境であるがゆえに民間より厳しい職員倫理規定が必要なのは言うまでもありませんが、厳しい職員規定を策定すると職員が萎縮してしまうという理由で当たり前の規定を整備することすら中々前に進まないのが現状です。

区長はよく「経営感覚」ということばを使い、事業の効率化を訴えていますが、「経営」というのは「収入から経費をまかない利益だす」ことであり、これを行政に当てはまれば税金で経費をまかない事業を進め、住民の利益をだすということになります。そしてこの「経費」のなかには職員給料も含まれていることから、経費が適切に支出されていなければ住民の利益も減少するのです。

真の行政経営とは事業の効率化はもちろんのこと、事業を行うための組織をしっかりと経営することが欠かせないものとなります。いずれにしても、身内に甘いというお役所体質を一層しない限り今回のような事件はなくならないと思うところです。

投稿者 takao : この記事へのご意見 (3) : トラックバック (0) : 区政の動き : にほんブログ村 政治ブログへ

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ご意見欄

前回の時「二度と起こさない」宣言を区長がしたのに、またですか?しっかりしてほしいです。この間、郵便局でも着服あったし、銀行でもありましたよね。これって悲しいけど、なくならない気がします。チェックシステム変えたって、やる人はやるので・・。練馬区に限らず、いろんなところで、見つかっていないケースがたくさんあると思います。
練馬区は緊急に道徳的研修を全職員対象にやるべき!
区長、すぐにやってくれ~

投稿者 アッキー : 2005年09月15日 00:10

良くも悪くも、公務員体質というか、旧い時代の組織の典型のようなものを感じます。

言われた仕事を、言われた手順で、言われたところに限ってやるだけ。それ以上でも、それ以下でもいけない。

そんな体質、染み付いていませんか?

そのうちに、誰からもチェックが入らない事に付け込んで、モラルハザードが起こるのです。

トップから末端の現場まで、同じヴィジョン、同じ哲学、同じ目的意識で一枚岩に結束してれば、例え、モラルハザードや不正、過失によるミスが起きても、他の職員の目から発見でき、自浄作用が働きます。

練馬区の組織も、そのように生まれ変わることを望みます。

投稿者 会社員です(南大泉在住) : 2005年09月15日 00:14

「上の好むところ、下必ずこれに倣う」というか組織は頭から腐るわけで、区長を変えない限りどうしようもない。区長は選挙で変えることができる。そうなれば、やるべきことはひとつしかないですよね。

投稿者 毎日勉強 : 2005年09月15日 16:33