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2005年07月11日
行政の施策は誰のために行うのか
今日開かれた常任委員会では、付託されている議案の審査が行われました。私の所属する都市整備土木委員会では付託された議案はすべて原案通り可決するべきものとして審査は1時間たらずで終了。他の委員会でも議案はすべて原案通り可決となりましたが、文教児童青少年委員会では光が丘第八保育園の事業者選定に関し選定委員会が「該当事業者無し」としたことについての報告が行われ議論がなされました。
さて、混乱を深めている練馬区の保育園の委託計画ですが、その原因は一体どこにあったのか。夕方には選定委員を務めた委員3名が今回の選定に関し記者会見を行い、選定過程が赤裸々に語られました。記者会見の内容はここでは詳しく述べませんが、選定委員の一致した意見として、年度途中でさらに事業者決定から開始までの期間が二ヶ月しかないこと、応募事業者のヒアリングにて年度途中に経験豊富な保育士を確保するのは難しいと述べた事業者がいたことなど、すべての面で時間がなく計画が拙速であり、現在の光が丘第八保育園の保育水準を事業者が実施するのは難しいというのはうなずけるものです。
そして、選定委員の言葉で印象に残っているのは「時代の流れで委託は止まらない。しかし、行政が民間の保育事業者を育てバックアップしていくなど、そのような環境が整えば民間でも十分今の水準の保育はできるはず」という言葉と「スケジュール優先で民間委託するのか、中身を優先して民間委託するのか。この二つが問われている。行革だけで中身が問われない民営化では保育の質は低下する」という言葉です。特に後者の言葉は「誰のために行政の施策が行われているのか」という行政の役割の確信をつく言葉でもあります。
そのことからすると、今の練馬区は間違いなくスケジュール優先での委託といえます。なぜそのようになるのか。その原因は無理なスケジュール計画を立て大々的に発表してしまった手前、それができないことは区長のメンツの問題につながるといった「政治的な理由」のみだと言い切っても私は間違いないと思うのです。そう考えると「メンツ」というのは一体何なのか。「失敗」することがそんなに恥ずかしいことなのか。そのくだらない「メンツ」のために住民と職員が憎しみあうような状況が生まれ、皆が被害者となり苦しんでいるのです。行政の仕事からすれば失敗は望ましいことではありません。ですが、実際は多くの失敗があり、今の行政が成り立っているのです。失敗を素直に受け止め、次につなげる。そのような姿勢こそが行政にとって一番必要なものなのではないでしょうか。
いずれにしても、この件に関しては私は明らかに練馬区の進め方は間違っていると思っています。議員の存在意義とは行政が暴走しそうなときに、それに歯止めをかけることでもあります。そのことから真の是々非々である立場からも今回は絶対に認められないという立場は揺らぎようがありません。この件については私の会派内でも意見が分かれています。ですがこの保育問題への姿勢は「何のために議員をやっているのか」という議員の意識がはっきり浮き彫りになる問題でもあります。そのことからも、この保育問題への対応は私の残り二年間の議員活動の大きなターニングポイントになると感じています。
投稿者 takao
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» (仮称)だいこんの里協議会通信その1:「委託のための委託」を止めるために from ひょみすふぃあ。―一時避難所―
えっと、わがだいこんの里の自治が息絶えようとしています。みんながんばろう!
とまずはスローガンから。以前から関心をもって推移を見守っていた、保育園の民間委託化... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2005年07月22日 02:34
ご意見欄
野崎議員のコメント、温かく力強く感じながら読ませていただきました。
区政は誰のために行われるのか?
保育園委託の問題においては、「子どものため」にを考えながら進めるべき問題であるはずです。ここを置き去りにし、行政改革の名の下に実行しようとする限り、「子どものため」になるとは思えません。
議会は、政治力を超えた、常識ある議論で進めて欲しいと思います。
投稿者 保護者 : 2005年07月16日 21:19