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2005年04月06日

根が深い問題

連日大阪市の職員厚遇問題が報道され、今日の報道では大阪市会議員の厚遇問題も新たに発覚するなど、行政や政治を巡る目を覆いたくなるような現実が明らかになりつつありますが、月曜日、火曜日と所用で大阪市を訪れていたため、市民の方の声を聞きいろいろと考えさせられました。

多くの市民の方は今の大阪市は駄目だと言うのですが「行政が変わると思いますか?」という質問には「変わらないのでは」という悲観的な答えが多く、また、市職員に対しての怒りは強くあるのですが、大阪市の舵取りをきちんとできていなかった「政治家」に対しての認識は薄いものでした。

では、実際に大阪市の職員厚遇問題は職員だけの問題なのでしょうか?私はこの問題で一番責任を取らなければならないのは職員ではなく「政治家」だと思うのです。なぜなら普通の行政職員は真面目に日々市民のための仕事をしているわけで、最初から厚遇を望んでいるわけではななく、問題は厚遇が厚遇だと思わないような職場風土でありそれを作ることを認めてきたのは政治家だからです。その背景には職員組合が票を政治家に与える代わりに政治家はその見返りを与える構図があり、職員組合が全職員の意識を代弁しているかというと、そうではなく一部の幹部組合員が自分たちの保身のために組合組織を利用しているというのが実情だと思われます。

このことから、結局はすべて政治に直結している問題なのですが、冒頭に書いたとおり市民の怒りは市職員に向けられており、ここが残念でなりません。また、テレビのニュースなどで大阪市の議員が「情報公開を職員に促しても議員にも情報を見せないから調べようがなかった」「20年間追求してきた」などと語っていましたが、同じ議員をやっている私からすれば行政が情報を公開しないならば議員が調査し裏を取るのが議員の仕事であり、いくら追求しようが裏を取れないで追及しているのならば説得力はまったくありません。いうなれば「議員の仕事」を理解せずに議員をやってきましたといっているようなものです。

しかし、市民の声の中で、議員の「情報公開を職員に促しても議員にも情報を見せないから調べようがなかった」「20年間追求してきた」という言葉を間に受け頑張っている議員を無視してきた市職員は「けしからん」的な受け止め方をしている市民がいることに、「なぜそう思うのか」疑問でなりません。

いずれにしても、政治家は何か都合の悪いことがるとすぐに行政を悪者にして自分は正義だという形を作り上げますが、実際は行政の職員を束ねる市長も政治家で、議員と市長は選挙で一体となっていることから、そこにあるのは「政治のご都合主義」であり、一般の多くの職員は政治家に翻弄されているといえます。

もちろん公務員の中には問題公務員もいます。それはそれで解決せねばなりません。しかし大阪市を見ていると、政治の大切さを痛いほど思い知らされます。

投稿者 takao : トラックバック (0) : 政治全般 : にほんブログ村 政治ブログへ

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