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2005年01月02日

喜んでもらいたいから・・・

祖母の暮らす和歌山県の小さな市は海と山に囲まれた素晴らしい所です。私はそんな田舎が大好きで毎年元日だけは田舎で過ごすこととしています。

さて、和歌山県での元日は晴天で久しぶりに散歩を楽しんでいると、農家のおじさんと目が合い「こんにちは」というと「明けましておめでとう。どこから来たんだい?」と言われ「東京です。○○の孫です」と答えると、「キャベツ持っていきな。今とってあげるよ」といきなり畑に入りなにやら出来の良いキャベツを選別し鎌でサクサクと二つほど切って手渡してくれました。

手渡してくれたキャベツはみずみずしく、その葉は元気一杯、重なり合う葉が触れ合うたびキュッキュいい、早速家に帰り味見をと葉をちぎって一口。それはスーパーで売っているものとはまったくの別物。シャキシャキ感に噛むほどに出る甘み。やっぱり取れたては違うな~と感心していると、祖母が「キャベツは虫がつきやすいから作るのは骨が折れるんやで~特に今年は台風で大変やっと」と美味しいキャベツの裏にある作り手の苦労を話してくれました。

そして「今、安い外国産が入ってきて農家は大変やけど、農家はみんな、自分の作った野菜を美味しいといって喜んでもらえるから、その笑顔を見たいから暑い日でも雨の日でも畑に出ていくんやで~その思いが詰まっとるから美味しいんや。おまんも仕事でその気持ちを忘れたらあかんで~」と言われ、ドキッとしてしまいました。

「何のために仕事をしているのか」忙しさにかまけて忘れてしまいがちなことでしたが、新年早々、大切なことを思い起こさせてくれた素晴らしい出来事でした。

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