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2004年11月22日
議会の意思
今日行われた都市整備土木委員会で大泉学園の東映撮影所跡地に建設されている高層マンションに関する陳情の審議が行われました。この陳情の内容を簡単に言うと、地上13階、計403戸という練馬区内で最大ともいえる規模の高層マンション建設に対し環境へ配慮した建設計画への見直しを求めるといった内容です。
結論から言うと趣旨採択という結果になりましたが、結論や審議が先送りになる陳情が多い中で、初めての審議で結論を導き出すというのはこれまでの練馬区議会の陳情審議を見てきた中でも異例の対応といえます。そして、その異例の対応を行った背景には、すでにマンション建設自体が始まっており、早急に議会の意思を明らかにする必要があったためといえます。そのような視点から見ると今回の趣旨採択は議会が住民の声に対しすばやく明確な意思を示したといえ、練馬区議会が変わってきたのかなと感じることができました。
では、趣旨採択とはどういうものかというと、簡単に言うと請願、陳情の願意は十分理解できるが、実現が困難である場合の結論のひとつといえます。そして、趣旨採択に関しては、肯定的な見方と否定的な見方に二分されているのが実情で、肯定的な見方の場合、陳情の採択と同義にみるという見解が多く、否定的な見方の場合は「願意は理解できるが実現困難」は「願意は理解できても実現困難」であるのだから実質不採択だという見解です。
そのような見方からすると、今回、趣旨採択した陳情は肯定的なものだと私自身は認識しています。なぜならば採択という場合、陳情の内容すべてを受け入れたということであり、陳情書の中に詳細で具体的な要旨が書かれている場合、陳情の中身とその意義の必要性を理解して採択したくても、その要旨にどう考えても議会の力では実現不可能なことが記載されていれば、それは不採択にするしかないからです。ですが、案件によっては採択、不採択というYES、NOの選択肢だけでは答えの出せないものも世の中には山ほどあります。その意味では今回の趣旨採択は「マンション建設のあり方の問題」に対し明確に陳情者の趣旨に議会が賛同したといえるものです。
いずれにしても、今回の陳情の審議を通じて陳情や請願に対する議会の結論を先送り又はたな晒しにしないということをできることが証明されたという点でも意義の大きかった審議だと感じています。
投稿者 takao
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