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2004年07月27日
大切なことを忘れてしまった改革・・・
先週、今後の区政の行方に大きな意味を持つ、「区立施設委託化・民営化実施計画(案)」と区内の施設の築年数やランニングコストなどをまとめた「施設白書」が発表されました。
財政が苦しい中、民間にできることは民間でという方針の下作られた「区立施設委託化・民営化実施計画(案)」は財政難解消のための政策として捉えるのならば、もう一つの「施設白書」は区の施設にどれだけの税金が投入されているのかを分かりやすく示しているもので、この2つの資料は密接にリンクしあっているといえます。
このような資料ができたことは大変喜ばしいことなのですが問題もないわけではありません。中でも「区立施設委託化・民営化実施計画(案)」で突然示された、18年度までに保育園を3園委託化するという内容は、これまでも保育園の委託・民営化の方向性が示されていたとはいえ、あまりにも唐突な感が否めません。
そして、何が問題なのかというと、委託を進めていく上で、区民と話し合いを行い将来の練馬区の保育園の形を議論していくと言った、住民参加のプロセスがまったくないことです。
なぜ、保育園の問題でそのようなプロセスが大事なのか。それは未来を担う子どもたちと子育てを行う父母が安心して過ごせる環境を作ることが強く求められているからなのです。そして、子育てと言う問題でこそ、保護者の方々が主体的に保育に参加できる体制を行政と保護者とがともに作っていく参画の理念が必要だとも思います。
これからの練馬区の財政事情を考えると、保育園へのニーズが高まる中、全ての園を公立で行うのはほぼ不可能です。だからと言って経費削減が最大目的と、早急にことを進めるのは、問題の解決には繋がりません。
本来、委託を行うことの目標は「より多くの人が、質の高い保育サービスを受けられる環境を実現する」ことのはずで、今回区が発表した内容を見ると、大切な点が抜け落ちているとしか思えません。
※「区立施設委託化・民営化実施計画(案)」と「施設白書」は8月1日から区のホームページで閲覧できるようになります。
投稿者 takao
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