「今日のひとこと」トップページ
前の記事:一体何のためのスリム化なのか
次の記事:議員の情報発信

2004年07月14日

デフレの影響は思わぬところにも

練馬区内には障害を持った方が仕事をする訓練作業所や福祉作業所がいくつかあります。そして一概に障害を持った方の作業所といっても、そこに通う方々の持つ症状は同じではなく、各作業場によりできることとできないことがあります。

今回訪れた松の実訓練作業所は、平成元年に開所した民営の作業所で、企業への就労が困難な肢体不自由者を対象に社会的自立への志向を支援しています。現在は男性6名、女性4名の合計10名がペン立てや貯金箱を作成しながら、パソコン学習や音楽活動などを行っています。

福祉作業所といえば、そこで働く人たちの賃金が安いと言われることが多いですが、ヤマト福祉財団が行っているスワンベーカリーなどは別として、民営の作業所で10万円単位の給料を支払うのは、今の作業所を取り巻く環境では不可能としかいえません。また、障害の程度によりできることが限られてくるため、スワンベーカリーのように全てがうまくいくとも限りません。

松の実訓練作業所の所長は「食器に小物、または文房具など今100円ショップに行けば何でも安く手に入るので、ペン立てや貯金箱などを販売しようとしてもなかなか多く販売できない。もっと多くの方に買ってもらえるよう販路を拡大することも必要だと思う。また、バザーでの収益をあげるのも難しくなってきており、運営は決して楽ではありません」と作業所を取り巻く環境の厳しさを話してくれました。

現在、松の実訓練作業所で作られた製品はペン立てや貯金箱(250~350円)楊枝人形(250円)などで、作業所以外でも、作業所のホームページや区役所西庁舎10Fの我夢舎楽などで購入することもできます。

福祉に参加すると言うと、現場でのボランティアと思われがちですが、何も体を提供してボランティアをしなくても、作業所で作られた商品を購入することも立派な福祉への貢献となるのではないでしょうか。大量生産・大量消費の時代で必要なものは簡単に安く手に入るようになりましたが、思いを込めて手作りで作られたペン立てなど皆さんご利用になってみてはいかがでしょうか。

※お知らせ
7月24日(土)の10:30~15:00まで光が丘区民センターで「第9回ふれあいバザールねりま」が開催されます。練馬区内の18施設が参加して、自主製品を販売するバザーです。お時間のある方はぜひお出かけください。

投稿者 takao : トラックバック (0) : 取材活動 : にほんブログ村 政治ブログへ

この記事のトラックバックURL:
http://www.nozakitakao.net/mt/mt-tb.cgi/252