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2004年07月13日
一体何のためのスリム化なのか
限界までの節電、職員定数の削減、そして嘱託収納員による税金等の徴収強化などなど、これまで練馬区では厳しい財政状況を少しでも改善するために、多くの努力を行っています。
そんな中、仮称「ふるさと文化館」、いわゆる博物館のような箱物と呼ばれる施設の建設へ向けた、仮称「ふるさと文化館」整備検討懇談会の委員募集が開始されました。
このふるさと文化館というのは、区民がふるさとの歴史や自然、伝統工芸、民俗芸能などと触れ合い、まち歩き観光に役立つ施設ということで、整備へ向けた検討を行うのですが、今の財政状況の中で本当にこのような箱物を作る余裕があるのか、また必要だと思っているのか、その見識を疑いたくなります。
そして、この仮称「ふるさと文化館」は、平成2年から12年までの長期総合計画で計画されていた「郷土資料館」が形を変えて出てきたものともいえます。「郷土資料館」というのは行政改革の観点から凍結されていたプロジェクトで、当時の長期総合計画を見ると、その事業費は21億5千万円とされていた箱物施設です。果たして、緊縮財政の下で、行政のスリム化を図っている現在の練馬区の方針から見ると逆行しているとしか思えません。
今、本当に区がやらなければならないこと、それは、保育園や学童クラブに入りたくても入れない待機児童の解消や本当に行政サービスを必要としているお年寄りの支援など、まだまだ山のようにあります。
箱物は建てるときの費用負担も大きいですが、完成したあとの毎年の維持経費やその後年月がたったときの改修費など将来にわたり多くの負担を招きます。そしてその負担は必ず他の政策にも回り、相対的に行政サービスの水準が低下することにも繋がってくる可能性もあります。
仮称「ふるさと文化館」整備検討懇談会の委員募集は7月30日までなので、様々な観点から議論できる方が一人でも多く、委員となってくれることを切に願います。
そして、豊玉・中村地区体育館の懇談会のように「ほしいものをただ言ってください、財政や施設の必要性に口は出さないでください。」という懇談会には、決してならないようにしなければなりません。
投稿者 takao
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