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2004年05月06日

何か間違っているのでは?

ITを活用した行政サービスの拡充がブームのように行われていますが、その中でも、公共施設の予約をインターネットで24時間どこの場所からでも予約できるサービスは、どこの自治体でも導入競争状態となっています。

そこで、15年度からサービスを開始した杉並区の「さざんかねっと」を実際に見てきました。まず「さざんかねっと」の概要を簡単に説明するとインターネット上での24時間サービスに加え、48の公共施設に専用のタッチパネルでの予約端末を設置し、従来の紙での予約を完全に廃止しています。

ここで一つ目の疑問があります。実は専用端末といってもその端末はインターネットの画面を大きくしタッチパネルで操作できるだけで、別に多大な費用を使ってまで、専用の端末を開発する必要があるのかということです。なぜなら、専用の端末でなくともインターネットに繋がったパソコンを置いておけば問題はないからです。

二つ目に、公共施設にタッチパネルの専用端末を置く必要があるのかということです。今は各施設の事務所にはインターネットに繋がったパソコンがあるのは当然で、その場で紙で申し込みをしてもらい、その紙を職員がインターネットを通じて予約すればよいからです。また、取材したときに端末を利用していた方がいたので、見ていたところ、結局使い方が分からず職員に説明を受けながら、10分以上かけて予約を行っていたことから、何も端末を無理に利用しなくても、紙で提出してもらい、職員が事務所のパソコンで予約すれば1件1,2分でできるはずで、利用者にとっては時間を短縮でき行政サービスの向上になり、職員にとっても説明時間がかからないので仕事の効率化に繋がります。

以上のことから、インターネットでの予約システム自体は意義のあるものですが、専用端末についてはその必要性に疑問が残ります。そして、実はこの専用端末というものが将来にわたり金食い虫となる可能性が高いのです。なぜなら、端末の保守・点検で設置しているだけで固定経費が発生するからです。

実は練馬区でも専用端末の開発を検討しており、インターネットの予約システム(サーバー管理費など)や専用端末の保守・点検などにかかる年間の概算の経費はおよそ二千数百万円位かかると予想できます。しかし、この金額はあくまでもシステムの全体での管理費用であり、端末を増設すれば一台また一台とそのつど端末代がかかると同時に、ランニングコストも増加していきます。果たして普通のパソコンでインターネットから予約できるのに、専用端末を作ることは必要なのでしょうか。

IT技術により行政サービスが向上していくことは、望ましいことですが、専用端末については、行政サービスの向上や費用対効果といった面でも大いに疑問があるのは私だけでしょうか?

(さざんかねっと専用端末)

投稿者 takao : トラックバック (0) : IT(情報技術) : にほんブログ村 政治ブログへ

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