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2004年04月30日
介護の責任の重さ
4月19日に厚生労働省が、要介護度が最も軽い要支援の人が車いすや介護用ベッドを借りる場合、原則として介護保険適用の対象外とする方針を決め発表しました。今回方針の背景には、介護保険がスタートした00年4月の福祉用具貸与の給付費が1カ月間で4億円だったのが、03年12月には114億円と28倍に増えたことがあります。
元々介護保険制度は5年を目途に制度のあり方を見直していくとされており、今回の方針は18年度からの第3期介護保険制度にあわせたものであるといわれています。
しかし、介護の現場を理解しての見直しが行われるのかという疑問がある中、少しでも介護の実態を把握できればと思い、区立大泉特別養護老人ホームで介護の仕事を体験させてもらいました。
体験したのは痴呆の方々のお世話で、たった一時間弱の体験でしたが、会話が成り立たず、行動も分からない方と接する困難さと、そんな中でもお年寄りの自尊心を大切にしながら丁寧なケアをする難しさを痛切に感じました。そしてそのようなお仕事を毎日行うことでの精神的な負担は想像を絶するものではないかと思いました。
もちろんたった一時間弱の体験で本当の大変さが分かるとは思いません。ですがその仕事の責任の重さと労働の大変さをほんの少しですが理解できたことは、今後の介護保険制度を考えていく上で大きな収穫となりました。
2025年には人口の4分の1が高齢者になるといわれているように、今後介護分野のニーズは確実に増加していきます。そんな中、財政の数字合わせや机上のデータだけで政策を考えるのではなく、現場に赴き、働く方々のお話を聞き、そして実際に体験していきながら、自らの問題として政策を考えて行かなければならないと強く思います。
※区立大泉特別養護老人ホームを運営する社会福祉事業団については現在改革が行われており、その取り組みは後日お伝えしたいと思います。
投稿者 takao
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