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2003年08月12日

人間の知恵

 薪から火を起こす。釘やドリルなどの工具が無くても木を組み合わせて家を組み立てる。100年前の日本人はこのような状況で生活していました。先日、長野県飯田市で行われている総合学習(体験型自然学習)を見てきました。
 まず、驚かされたのは宿泊した場所です。大平宿という妻籠と飯田市の中間点にある宿場町です。大平宿は江戸中期から昭和初期までに建造した民家が残る村です。しかし、昭和45年に集団離村で廃村となりました。その後、その町並みと文化を保存しようと地元の人や行政が立ち上がり、今は誰でもが利用できる宿となっています。
 「このような保存活動なら他にもあるでしょう」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。しかし大平宿が他と違うのは、観光施設にせずに当時のままの生活を味わえる場所だということです。ガスもなければ、電話・テレビ・エアコン何もありません。もちろん建物も当時のままです。現代の便利な生活の中で育った子どもたちにとっては、大平宿での体験は未知の世界でしょう。詳しくは近々取材日記で写真付きでお伝えします。
 それにしても、100年以上前に立てられた建物が数日前の台風でもびくともしていないと思うと、昔の建築技術というもののすごさに改めて驚かされました。

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